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木智塾ブログ [#ta571432]

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マテバシイのドングリ 2023/10/01

今年もどんぐりストラップ用とリースに飾るマテバシイのドングリを拾ろいに行った。
9月22日(金) 
もうそろそろ、たくさんのドングリが落ちてないかと大阪城公園に自転車で行く。
クールジャパンの施設建設のためたくさんのマテバシイが伐採されてしまったが少しだけ残っている樹がある。
かなりの量が落ちていた。どんぐりの殻斗や殻斗付きのドングリも採取する。

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9月24日(日)
今日は花博のあった鶴見緑地に。
いつも拾っている樹はあまりどんぐりが見当たらない。
他の木も生育は悪く大きさも小さく、樹上で割れている、ひびが入っている、どんぐりがある。
今年の猛暑の影響か。
緑地の北側にマテバシイがたくさん生育しているところはどんぐりが小さいのでいつもは拾わない。
今年はたくさんのドングリが落ちていた。
北斜面に生育しているので暑い夏にも耐えられたのかもしれない。

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ヒガンバナ  2023/09/15

昨年、御所市にヒガンバナの花を見に行ったのは9月16日。
今年は残暑というより盛夏が9月中旬になるのに続いている。
家の鉢のヒガンバナの花はまだまだ蕾もあがりそうにない。
明日から3連休になるので出かけることにした。

まずは今日一番の目的。御所市の酒屋で地酒を購入すること。
今年、4月25日に来たときは臨時休業だったので買えなかった。
ほぼ6ヶ月ぶり、風の森2本と篠峯2本を購入。

続いて、ヒガンバナの花で彩られる一言主神社付近の田んぼの畦へ。
山麓線から一言主神社の参道へ入ると、駐車場は満杯、参道の両側も駐車している車でいっぱい。
どうしたのだろうと思いながら諦めて、Uターンし次の目的の下葛JAに。
昨年は山麓線沿いの田んぼの畦にはヒガンバナが咲いていたが今年は目に付かない。

JAに付き、何か掘り出し物の野菜があるかと見てみる。
道の駅葛城ができてから、このJAに訪れる人が少なくなったようで品揃えは少なくなっている。
明日、娘と孫がやってくるのでクリが欲しかったがシバグリみたいな小さなクリが1袋あるだけ。
しかし、たくさん入っていて100円なのでカゴに入れた。
シャインマスカットが少し小ぶりだが580円とお値打ち。あと黒米、里芋、カボチャ、梅干し、すだちを購入。

続いて道の駅大淀へ。
昼前に到着、ここで昼食をとることにした。

道の駅大淀のでは梨と葡萄。
梨はたくさん入った二十世紀梨、葡萄は種ありの巨峰を。
この頃は種無しの巨峰が幅を利かせているが種ありの方が味は良い。
あと、ここで作っている大きな梨ケーキを購入。

同じ道を戻り、再び一言主神社へ。

この時間はもう車の駐車も少なく、神社の駐車場へ。

田んぼの畦を見渡すとヒガンバナの花の蕾がたくさん見られる。
開花している株もちらほら。畦に入ってカメラに収める。

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今日の目的は果たせたので一言主神社に参拝。
境内には大きなイチョウとムクロジ

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社殿に秋の大祭の掲示板があった。

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午前中はこのためたくさんの人がお参りされていたみたい。
昨日、阪神がアレを決めたので祈願された人がお礼参りに来たのかと思ったが。

神社手前のいつもの人がいる無人直売所でオクラとミョウガを買って今日の御所行きの工程は終了。帰宅につく。

カシワのどんぐり 2023/09/13

ぼちぼちカシワのドングリが落ちているかと思い、午後から、久宝寺緑地に出かけた。
自転車で約50分。
昨年も9/16に行って少しだがゲットした。
カシワの木が植わっている所はバーベキューエリアの中で中に入れないように低い柵で囲ってある。
平日の午後で誰も利用していなく、バーベキューの係の人もいない。
中に入り、カシワの木を観察する。
昨年少し採取できた木は地上2Mぐらいで切られていて、ヤゴがたくさん出て茂っていたが、幹にはたくさんの菌が観られ、枯れてしまうだろう。
他の2本のカシワの木もドングリは見かけられなかった。

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クヌギの木もドングリを観察したがまだ少し、落ちるのは早いようだ。
ドングリも少し小さめみたい。

クヌギのどんぐり

マテバシイのどんぐり                 2023/09/03

大阪区民カレッジみなと校の2学期が9月4日(月)から始まる。
7月の部会の花と緑を楽しむ会でどんぐりについて説明したとき食べられるどんぐりもあると話した。
食べられるどんぐりとはマテバシイである。
マテバシイのどんぐりの状態を見に大阪城公園に出かけた。
マテバシイの木にどんぐりがなっているのはたくさん確認できたが地面に落ちているのはまだ無い。

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木についているマテバシイの実の写真を撮り、手に届くどんぐりを少し採取した。
11個。

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炒って食べているマテバシイのどんぐりは地面に落ちたもの。
採取時期が遅れると実は少し硬くなるみたい。

まだ色の浅いどんぐりはどんな味がするのか炒ってみることにする。
金槌でどんぐりを叩いて少し割れ目を入れる。
これは爆ぜるのを防ぐというより皮を向きやすくするため。
フライパンでこのまま5~6分入ると出来上がり。

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4日に持っていくつもり。

みなと校 おもちゃ作り研修会 2023/08/07

今日は大阪区民カレッジみなと校の社会参加活動として10月8日(日)八幡屋公園で行われる港区区民祭りに参加する子供を対象としたおもちゃ作りの準備、研修会。

おもちゃの内容は7月10日の講義、大阪市シルバーアドバイザー連絡協議会の森井英和講師から教わったストロートンボ・ぶんぶんゴマ・宙返り猫・紙飛行機の4種。

10:00からいつも講義を受けている大正会館で行われた。
猛暑が続く中、参加者は受講生の半分以上20人余り集まった。
皆さん元気でタフ、暇なのかもしれません。
祭りの子供のおもちゃとしてストロートンボ40、ぶんぶんゴマ40,猫の宙返り30,紙飛行機20を準備する予定みたい。

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ストロートンボは牛乳パックで羽の部分を描き、ハサミで切り抜く。

ぶんぶんゴマは牛乳パックから2×14cmの紙片を切り抜き、違い十字に組んで糸を通す穴開けまで。

猫の宙返りはA4に印刷された猫の図柄をはさみで切り抜く。

紙飛行機は仕上げまで折っておく?・・・

全員、和やかに、熱心に作業が進み、11時過ぎにはほとんどの作業が終わってしまった。

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3班の担当者からストロートンボ100、ぶんぶんゴマ55、猫の宙返り30、紙飛行機30の準備ができたと後で報告があった。

講習を受けたぶんぶんゴマの作り方をまとめてみた。

ぶんぶんゴマ
<材料>
・牛乳パック(きれいに洗って、切り開いたもの)
・太めのタコ糸 約90センチ(焼豚や煮豚用の太いものがベスト)
〈作り方〉
1 きれいに洗って切り開いて乾かした牛乳パックに2×14cmの長方形の切り線を4枚書く。
2 牛乳パックを切り線どおりにハサミで切り抜く。
3 4枚の紙片を半分に折り、違い十字の形に組み合わせる。
4 できた違い十字型の中央部にタコ糸を通すための穴を約1cmの間隔で2か所空ける。
5 カラフルな色のシールを貼ったり、油性マジックペンで模様を描いたり、色を塗ったり、自由に装飾する。
6 タコ糸80cmを2つの穴に通し、輪っか状にして端を縛る。
タコ糸の両端を両手の指にかけ、10回程度撚りを作ってから両側に引っ張って回す。少し、コツがいる。

トウガラシの花綱づくり 2023/08/01

今年もトウガラシ(タカノツメ)を春先に2株植えた。
実が赤く熟してきたので、採って少し乾かしながら花綱づくりを行う。
収穫したては実はパンパンに張っていて編みにくいので少し乾かすと柔らかくなり、トウガラシの真ん中に麻紐をきつく絡ませることができる。
今年のタカノツメの生育状況、茂りぐあいはあまり良くない。
しかし、実の大きさはまずまず大きい。

画像の説明

最初の収穫したトウガラシは実の赤い部分の長さは9cmぐらいあり、15連で作ってみたがバランスが悪かったので20連とした。

画像の説明

材料
よく熟したトウガラシ 1~2日干しておく
麻紐 20連で60cm×2×2  15連で50cm×2×2が目安

作り方
1 麻紐を4本、端で結ぶ。60cm×4 私は120cm×2で2本の真ん中で輪を作り一番下としてタグを付けている。結び目が一番下になる。
2 トウガラシを麻紐に編んでいく。トウガラシの大きさが揃わないときは大きなものから編んでいく。吊るしたとき大きいものが一番下になる。曲がったものは仕上がったときに見かけが悪いのでできれば使わない。
3 編み方は結構わかりにくく、難しいので他のネットかユーチューブで。
4 出来たら、紐にタグを付けて製作日を書いておく。

ぶんぶんゴマと宙返り猫 2023/07/19

区民カレッジみなと校7月10日のおもちゃづくりの講義は10月8日の港区区民まつりの催しの内容。
うまくいかなかったところもあり、少し復習してみた。

ネットで調べてみたがぶんぶんゴマは牛乳パックを使った正方形のものがほとんどで学習した4つの紙片を組み合わせた形のものは無かった。
この形はなんというのかかなり調べたが解らなかった。一番近いのは風車のオランダ型。違い十文字型と仮称する。
しかし、この形は中心部が重く、ぶんぶんゴマに適した形だと思った。
牛乳パックで作る正方形のものは軽いと廻りにくいので3枚重ねのものが推奨されていた。

牛乳パックや酒パックの空容器を使って正方形のぶんぶんゴマを作ってみた。
100均で買った千代紙類を貼ってみた。正方形だととても貼りやすい。

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100均で紙のコースターが売っていた、
これを使うと2枚張り合わせ中央に2個の穴を開けるだけで簡単にできる。
コースターは美しいので絵を書いたり、シールを貼って模様をつけるのにも優れていると思い作ってみた。

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講義で習った違い十文字型のぶんぶんゴマも大きさや紙質を変えて作ってみる。

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色々なバリエーションが考えられるので面白い。

作ったぶんぶんゴマを廻すのも少し慣れてきた。

港区の区民祭りでは2つの穴の開ける方法とぶんぶんゴマをどのへんまで前もって作るのか考えなければならない。

同じく習ったストロートンボはパスし、参考に教えてもらった宙返り猫に挑戦してみた。
ネットで調べてみたが1件だけかすっただけであまりメジャーなオモチャではないみたい。

でも可愛いのでまずは講師から頂いたA4の図柄をA5に縮小して作ってみる。
A5ぐらいのほうが可愛い。
足元の円形の紙の台はコースターを使ってみたが少し重いみたい。
軽いほうがゆっくり落ちるので画用紙を切って台にしてみた。

次に宙返り猫に使えそうな絵柄をネットで調べてみた。
フリー素材から4~5点ピックアップし、A4~A5の紙に印刷し作ってみた。
プリンターに拡大や縮小の機能がないので大きさはまちまちになってしまった。

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小さめの猫は子供にとっても可愛いのではないかと思っている。

大阪区民カレッジみなと校               2023/07/10

『おもちゃづくり』
大阪市シルバーアドバイザー連絡協議会 森井 英和講師

区民祭りやふれあい祭りでのおもちゃづくりは簡単にできて、使って面白いおもちゃが好まれる。
動きのあるおもちゃは子供に非常に好評だと思う。

ぶんぶんゴマ

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牛乳パックで14cm×2cmの長方形の紙片を半分に折り、4枚で卍の型にしっかり組み合わせる。
中央に約1cmの間隔で2つの穴を開ける。
開けた穴に80cmぐらいのタコ糸を通して両側をひっぱったり、緩めたりして回すもの。

卍に組み合わせるのも苦手で教えてもらってなんとか。
しかし、コマは回らない。
講師は簡単にすごい勢いで回し、ブンブンと鳴らす。

私はいくらやっても回らない。これがとてもおもしろい。コツがありそう。
練習したい。

ぶんぶんゴマの表面には絵を書いたり、ドットのシールを貼って飾ることもできる。
色々な面でとても面白くて良いおもちゃだと思う。

家に帰り、ネットで調べて他のぶんぶんコマも作ってみたが全く回らない・・・。

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ストローとんぼ

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竹とんぼの現代版。
ストローの先に割り込みを入れ、牛乳パックで作った翼を真っ直ぐホッチキスで止めるだけ。
これは手軽で直ぐにできた。
翼の部分に着色やシールで装飾でき、オリジナリティのトンボができる。

後、イカ飛行機や宙返り猫も紹介してもらった。

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いずれも動きのあるおもちゃで子供には人気が出るだろう。

続いてお楽しみ(¥50)は割り箸と爪楊枝で作る壁掛け。これは大人向き。
手軽な材料で思いがけない素敵な作品ができ、受講生の皆さん大喜びだった。

画像の説明

大阪・まち・再発見 ぶらりウォーク 2023/07/08

今月のぶらりウォークは大阪ビジネスパーク駅がスタートなので最寄りの大阪メトロ今里駅ではなく、大阪メトロ緑橋駅に9:30集合。
緑橋から森ノ宮を経由して大阪ビジネスパーク駅へ。改札を出てコースの案内地図をもらってすぐに出発。

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ちょうど10時すぎに藤田美術館の藤田邸跡公園に到着。
大阪市内にこんな静寂な空間がと癒やされる。

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北の出入り口は大川沿い、蓮の花が満開で見頃。
天気は曇りがちで蒸し暑いが気持ちの良いスタートがきれた。

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大川の向かいには造幣局の建物、大川の桜の時期には何回か訪れたが大川の左岸東側を歩くのは初めて。
都会の真ん中に砂浜?ビーチバレーやニュースポーツで賑わっている。

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源八橋に上がり、大川を横切って扇町に。

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途中、可愛い地蔵さんが迎えてくれた。

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扇町公園に着き、関西テレビのビルを眺めながら、少し早めの昼食にした。11時過ぎ。

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ここから中崎町界隈に、
新しいオシャレな店がいっぱい、でも高齢者グループはすべてパス。

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早々に阪急大阪梅田駅に着いた。
この辺はさすがに人が多い。昼過ぎ、身動きがとれない。

コースの梅田スカイビルに行くのはやめて御堂筋に出て南下、大江橋に向かう。

大江橋を渡り、日本銀行大阪支店を横目で見ながら、市役所の南側沿いを進む。

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府立中之島図書館・大阪市中央公会堂を見ながら、中之島公園へ。

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なにわ橋(ライオン橋)を渡り、北浜に。

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堺筋を下り、中央大通りの手前で東に曲がりゴールの大阪歴史博物館に。

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なんとも、慌ただしい街歩きとなってしまった。
蒸し暑い季節の中汗ばんで街歩きが快適というより行になってしまった。
連れの足は早すぎ、休憩時間も少なく、短い。
ぶらり歩きというより競歩に近い。
この時期の街歩きはもう少し川べりや木々の多いコースがいいなと思った。

大阪区民カレッジみなと校               2023/07/03

今日の午前の講座は大正島あれこれ今・むかし
大正あそ歩会 森伸治講師 高木善雄講師

1. 大正区の概要
2. 大正区の魅力
3. 大正区の歴史秘話ヒストリア
4. 番外編
5.  クイズDe大正

と盛りだくさん内容だった。

午後は街歩き、大正区の橋・渡船
案内人は午前と同じ、大正あそ歩会 森伸治講師 高木善雄講師

まずは講義会場のすぐ東側にある、昭和山に登る。
山頂は「港の見える丘」と呼ばれる景観スポット。
少し薄曇りで金剛葛城の山々はわかりにくかったがハルカスや港の様子は見ることができる。
湊大橋、なみはや大橋、千歳橋の重なって見える景観は絶景。

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大正区歴史を語る会より昭和山の登頂証明書をいただく。(笑)

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昭和山を下山し、北村南公園を経由して千歳渡船場へ。
出航がすぐだったのでみんな慌てて船に乗り込む。
371メートル、数分の船旅だった。

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船を降りて、すぐ上の千歳橋に登る。上がるというより登る。
橋の高さは海面から28m。

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千歳橋は土木学会田中賞のアーチ橋とトラス橋が融合した二径間連続非対称ブレースドリブアーチ橋。
橋からの景観は素晴らしいが薄曇りですっきりとは見晴らせなかった。
しかし、その分日差しが無く、暑さはやわらぎ歩きやすかった。

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渡船には自転車の人々が多く見られた。
千歳橋の階段にはスロープも併設されているが自転車を押して登るのは大変。
千歳渡船場の必要性がよく分かった。

大阪区民カレッジみなと校             2023/06/26

今日は大阪区民カレッジみなと校の遠足
落語家と行くなにわ探検クルーズ
川のゆめ咲線中之島一周90分コース

朝、雨は降っていないがどんより、天気予報も中途半端。
集合は9:30 JR夢咲線ユニバーサル駅。
9:00頃到着予定で8:00過ぎ家を出る、大阪メトロ千日前線で玉川に出てJR野田駅へ。
夢咲線桜島行きに乗車すると子供連れや外国の人たちが非常に多い。
西九条駅でも沢山の人々が乗ってこられた。
この人たちはすべてユニバーサルシティ駅で降りてユニバーサルスタジオに行く人達?
平日の9時頃なのにすごい混みぐわい、ラッシュなみ。
ユニバーサルシティ駅でやはりほとんどの人が降りる。
時間はまだ余裕、集合場所も未知なので、混雑した人々の最後について行く。
改札口まで5分以上かかった。

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集合場所はすぐわかった。時間がまだあるのでユニバーサルスタジオの入り口の方へ歩いてみた。

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集合場所に戻り、班ごとに人数を確認の後、船の桟橋へ。
クルーズ船ほたるが確認できた。今日はみなと校の貸し切り。

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案内役は若手落語家の桂きん太郎。残念ながら知らない。

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10時出港、安治川水門から堂島川へ中之島を右に見ながら大川に。

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大川の桜宮橋(銀橋)を過ぎたところでUターン、天神橋から中之島の左、土佐堀川から木津川に入り、川の駅タグボート大正までの90分の船旅だった。

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残念ながらすぐに小雨が降ってきて、ガラスの天井は開くこともなく、窓から見る風景も見にくかった。
それでも、渡辺橋や肥後橋の下をくぐるときは橋桁ギリギリの航行で思わず頭を下げてしまった。

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タグボート大正港に到着時は雨が激しくなり、合同ランチ会場のすし半大正店まで傘を指しながらの移動となってしまった。

長居公園のあじさい    2023/06/15

しばらく、梅雨らしい鬱陶しい天気が続く。
昨日は急な激しい雨でかなり濡れてしまった。

今日も同じような予報。体が気だるい。

午前中は車で農園に行き、ミニトマトとキュウリを収穫。

午後は雨を覚悟で長居植物園にアジサイを見に行くことにした。

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あじさいフェア
緩やかな起伏のある小径が続き、渓流が流れる山奥の谷をイメージしたアジサイ園。
大阪市内最大級 約10,000株のアジサイが、手まりのような花房をつけて咲き乱れます。
晴れの日の美しさはもちろん、雨の日に濡れてひときわ輝きを増したアジサイはより魅力的。
ぜひアジサイを愛でに長居植物園へお越しください。

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牧野博士の展示があり、年賀状の絵柄に12支にまつわる植物を描いたものが展示されているという記事を見て興味を持った。
私の年賀状も12支の名前のある植物の図柄を使っている。

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あじさい園に行く途中、花しょうぶ園では遅咲きの花菖蒲や半夏生、蓮、睡蓮が美しく咲いている。

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半夏生

蓮の花

アジサイ園では空模様のせいか訪れている人は普通より少なく、余裕を持って鑑賞でき、写真も撮影しやすかった。

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大阪区民カレッジみなと校  2023/06/12

琉球沖縄の伝統芸能・武道
大正沖縄県人会 事務局理事 中村和文様 他

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まず、沖縄古武道、空手のお話。
沖縄空手の歴史、沖縄空手の精神について解説された後、沖縄空手の型・組手の実演があった。
演者は高齢の方と小柄な若い女性の方、でもすごい迫力に圧倒された。

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続いて、沖縄の伝統芸能、三線と島唄。
しみじみとした語り口の島唄は心に沁みる。
また。沖縄独特のにぎやかな快活な歌も披露され、最後はみんなで踊って締めとなった。

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午後の講座はウチナーンチュとわたし
大正区の歴史を語る会の代表金城 宗和講師
大正区の歴史と講師の自分史を通じてウチナーンチュの様々な話が聞けた。

区民カレッジみなと校 花と緑を楽しむ会

今月の木 タイサンボク

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タイサンボクは梅雨の時期に芳しい香りを放つ大きな白い花を咲かせる。
花の大きさは20cmぐらいでハクモクレンの花を一回り大きくしたような、それは大きく美しい白い花と遠くまで届く爽やか(さわやか)な香りが印象的である。
開花時期は梅雨の6月上旬から7月上旬で梅雨空に似合う。花びら一枚が手のひらいっぱいの大きさで肉厚の花弁が美しくならんで咲いている。
花を見て香りのシャワーの中にいると時間を忘れて安らぎ、とてもさわやか気持になれる。最盛期の花は凛として、気高いまで美しく感じる。
しかし、花が終わっても花弁は散らずいつまでも枝先に残っているので、雨に打たれた枯れ色の花は少し汚く、時には哀れを覚える。
蓮の花に似ているので別名(白蓮木)ともいう。
街路樹、公園木としてときどき見かける。寺社の境内や庭にも植えられるが、背丈がかなり大きくならないと花は咲かない。
葉は卵形で長さ約20cm、裏側に反り返っており厚めで硬く大きく、表面はつやつやした光沢のある緑色で、裏面は鉄サビ色のフェルト状の毛で被われている。このような厚い大きな葉を持つ木は亜熱帯地方に多く見られる。
タイサンボク(泰山木)の名前の由来は花、葉、樹形などが大きく立派なことから賞賛して、中国山東省にある名山(泰山)に例えた。
また、花の形を大きな杯に見立てて(大盃木)、それが転化して(泰山木)になった説や大きな樹形が大山のように見えるところから来た説もある。
漢字では泰山木あるいは大山木と書くので中国原産と思う方が多いが北アメリカの南部原産で日本へは明治6年に渡来した。

公園の案内ボランティアーの活動で自分の好きな木を定め、その思いをゲストに話す催しがあった。
メンバーの中に落ち込んでいた時、いい香りの大きな花のタイサンボクに元気をもらったので好きという人がいた。
その人から不慮の事故で首から下の自由を失い、口に筆をくわえて詩や絵を書いている、星野富弘さんの「たいさんぼく」という詩を教えてもらった。
                                                     たいさんぼく                              星野富弘
ひとは空に向かって寝る  寂しくて空に向かい  疲れきって空に向かい  勝利して空に向かう
病気の時も 一日を終えて床に就く時も  あなたが人を無限の空に向けるのは  永遠を見つめよといってるのでしょうか。
人は空に向かって寝る

また、いま盛りの花菖蒲とカキツバタ・アヤメの区別についても資料配布した。

ぶらりウォーク 2023/06/03

山酔会のリーダーと幹事の体調がもう一つでしばらく開催されていない。
メンバーから大阪メトロ主催のぶらりウォークに参加しないかと誘いがあった。

2023年度大阪・まち・再発見 
ぶらりウォーク第2回 淀川沿いから千林商店街へぶらりあるき。
【御堂筋線 東三国駅】スタート、崇禅寺、大阪市水道記念館、長柄橋を越え、城北公園、千林商店街を散策するウオーキング ≪約10キロ 家族向き 街歩き≫

大阪メトロ今里駅9:00に集合。
スタート地点の御堂筋線の東三国駅、9:00から10:30までの間受付。
9:30頃、東三国駅のスタート地点北改札口で地図をもらってすぐにスタート。
地図をもらうだけ他はなにもない。ちょっと拍子抜け。
地図を見ながら最初の見どころ、浦田神社へ。

蒲田神社

蒲田神社(うらたじんじゃ)は、南北朝時代に「室の明神(播磨国室の宮)」の御分霊をこの地の有力者だった佛生院又三郎が、奉斎したのが始まりだと言われています。
もともと浦田神社は「稲荷社」と呼ばれていましたが、明治5(1872)年に村社に列され、明治42(1909)年に浦田神社に名称を改めました。
浦田神社の名の由来は、「神社付近が蒲の生い茂る田園情緒豊かな地」だったことから名づけられたそうです。

正面鳥居横には、大人二人でも、手がつなげないほどの楠があります。少し奥には、樹齢650年以上といわれる古い切り株が安置され、広さは4~5畳もあります。そのうえに白光(しらみつ)さんという、稲と水の神様で巳(み)さんをおまつりしている小さな祠(ほこら)がのっています。

白光さん

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このほかにも数百年を経た古大木のクスノキが数本現存しています。

でも残念ながら楠の大木には気づかなかった。

約2キロ先の崇禅寺へ途中須賀神社跡の石碑が見えたので少し寄り道。

須賀神社跡の石碑

須賀神社跡
京の刀工、来(らい)一族が南北朝の混乱をさけて当地に来住、付近の開発に努力を重ね、そのときの鎮守として須賀神社を創建したという。現在は中島惣社に合祭されているが、跡地は公園になり、中に樹齢600年と推定される楠の大樹があって、大阪府天然記念物に指定されている(高さ30m、直径1.6m、枝張り30m以上)。
せっかく寄り道したのにこのクスノキも見逃してしまった。

崇禅寺がみえる、土塀が続きすごく広い敷地、こんなところに大きなお寺。
我家と同じ曹洞宗。

崇禅寺入り口

崇禅寺(そうぜんじ)
当寺は大阪を南北に貫く上町台地の最北端に発達した沿岸州に位置し、寺周辺の「崇禅寺遺跡」からは弥生時代の土器・土師器・銅鐸などが出土しています。
その歴史は奈良時代の天平年間(724~748年)に法相宗の行基によって創建されました。その後、嘉吉元年(1441年)6月の嘉吉の乱で、室町幕府6代将軍足利義教公が、播磨守護赤松満祐に京都で殺害され、赤松の一党が居城の白旗城に逃げ落ちる途中、義教公の首を当寺に葬った因縁により、翌年に時の摂津守護細川持賢より大伽藍と寺領の寄進をうけ、足利義教公ならびに細川家の菩堤寺として再興されました。その折、徳叟亨隣大和尚を開山とする曹洞宗に改められました。このため、当寺には足利義教公の首塚と徳叟亨隣大和尚の墓があり、またその墓と並んで細川ガラシヤ夫人の墓があります。
幾多の歴史の舞台となった約1万6000平方メートルの広大な境内は緑に包まれ今も悠久の時を刻んでいます。
明治2年3月から8月まで当寺の伽藍の1つが、摂津県の県庁舎に当てられていたため、大阪府並びに大阪市の史跡に指定されています。

本堂

中庭

建物も植栽も大きく立派で美しい。でもここでそんなに時間を取ることはできなかったので本堂にお参りして次の中島惣社に向かう。

中島惣社では御由緒の案内板の後ろに大きなハゼノキ?があった。

中島惣社

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大阪市柴島浄水場は大阪生まれなので小さな時から名前は知っていたが訪れるのは初めて。

大阪市水道記念館
水道記念館(学習施設)は、大阪市水道通水100周年記念事業として、水道の歴史やしくみ、水道水源環境に関する知識の普及啓発を図るため、柴島浄水場の旧「第1配水ポンプ場」(1914年(大正3年)から1986年(昭和61年)までの本市水道の主力ポンプ場)を保存活用し、1995年(平成7年)11月に開館しました。
平成27年からは、浄水場見学に訪れる小学生を中心とする多くの方々にご来館いただき、水道事業の役割や水の大切さ、浄水場の仕組みなどについてより一層理解を深めていただけるよう、個性あふれるキャラクター(じょう水ジョーと大阪水フレンズ)がわかりやすく紹介する映像や、グラフィックパネルを用いた学習施設としての役割を果たしています。
赤レンガ造りの美しい建物は国の有形文化財に指定されています

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館内の給水スポットで水道水を試飲、冷たくてとても美味しい。
展示では送水ポンプの大きさに驚いた。

送水ポンプ

アンケートを提出するとプラのマイボトルがもらえた。

水道記念館を出て、長柄橋を渡る。
橋詰より堤防を上流に歩く。
しばらく往くと旧毛馬の閘門と毛馬の閘門、与謝野蕪村生誕地碑を過ぎ、おおさか東線の赤川鉄橋をくぐる。

旧毛馬の閘門

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毛馬の閘門

与謝野蕪村生誕地碑

約7キロの地点、久しぶりのウオーキング、少し足に疲れを感じる。
他の皆さんはすこぶる元気。

淀川ワンドの案内板を眺め、菅原大橋の橋詰にある城北公園に到着。

菅原大橋とワンドの案内板

城北公園
旧淀川の河川敷を利用して造られた、大きな池と菖蒲園のある全9.5haの公園。大池をめぐる桜並木の散策路や梅林や遊具の丘などが設けられ、休日をのんびりと過ごす家族連れやグループの姿が見られます。
城北菖蒲園は、昭和39年5月に開園した回遊式の菖蒲園で、面積約13,000平方メートルの敷地に、江戸系・肥後系・伊勢系の三系統の「花菖蒲」約250品種、約13,000株を栽培しています。

ちょうど花菖蒲の開花時期で花しょうぶ園に、入園料は200円だが全員市内在住の65才以上、無料。
花菖蒲はたくさん咲いていて遠景は美しいが昨日の長雨で少し傷んでいた。

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城北公園から大阪工業大学の前を通り、大宮神社へ。

大宮神社には珍しいいぼ大神社があった。
いぼ大神社のご利益・由緒
いぼ大神社の読み方は「いぼおおかみしゃ」。
いぼ大神社は大宮神社本殿のすぐ右側にある大きな木が神様になります。
昔から地元の人たちがこのモナの木の老木を「いぼ神様」と崇拝していました。
このモナの木と自分の肌とを交互に撫でると、疣(いぼ)、吹き出物、内臓の病に祈願すれば霊験豊かに必ず治ると言い伝えられて厚く信仰されてきました。
当社ではこれらの信者の方々のために「なで守り」を授与します。

いぼ大神社

説明板

大宮神社からゴールの千林商店街はもうすぐ。

千林商店街
千林商店街は、大阪市旭区にある商店街。天神橋商店街や駒川商店街と並び、大阪を代表する商店街の一つ。
千林商店街は旭区全体が住宅地帯だった時から、地域の生活必需品の需要を満たす為、当初は呉服・衣服・身廻品及び生鮮三品などの飲食料品を主に取り扱う商店街でした。
その大きさは全長660mで東西に延び、その両側に220店舗が並ぶ大阪でも1、2を争う大商店街です。千林商店街は日々のお買い物だけではなく、様々なイベントを通じてお客様とのふれあいを大切にしながら地域活性化に取り組んでいます。

ゴールの千林ふれあい館は谷町線千林大宮駅からすぐのところ。

ゴール 千林ふれあい館

ゴールの受付でマップを提出すると空くじなしの抽選。
全員末等の100円の商品券。
これで商店街のコロッケ屋で買い食い。
谷町線千林大宮駅に戻り、帰宅。

久しぶり、10キロのウオーキング、今日は少しきつかった。

大阪区民カレッジ みなと校 2023/05/22

今日のみなと校の午後の講義は大正アイランド北部を巡るという街歩き。
3班のガイドはNPO法人大阪ウォーク・トーク副代表の許講師

13:30にJR大正駅から北へ徒歩2分の大正橋公園に集合。

大正橋公園に集合

NPO法人大阪ウォーク・トークの4人の講師が見えられ、各班をガイドしていただく。

ガイドの講師

この公園は木津川口東御番所跡に作られた。
説明板がある。

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画像の説明

公園を出て、木津川に架かる大正橋の南側を東に渡る。
大正橋

画像の説明

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橋を渡ったところはもう浪速区、大正橋の北東の橋詰にある安政大津波の碑を見るため浪速区の日吉橋の信号で北へ道路を渡る。
安政大津波の碑

画像の説明

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大正橋の北側から道頓堀水門を見ると丁度船が通るところ。

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道頓堀水門

画像の説明

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大正橋の北西の橋詰には大正橋の顕彰碑があった。
橋詰には初代大正橋の基石がオブジェとして置かれていた。

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西に進むと大阪環状線が通る岩崎運河橋梁の巨大な姿が見える。
四角形の橋梁は何故かすごく違和感を感じる。
普通はアーチ橋、この橋梁は何なのか不思議。

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岩崎運河橋梁
橋梁は両端に角度がなく、橋長は91メートルあります。
また、高さが非常に高くなっています。
トラス橋とよばれる橋梁の一種ですが、トラス橋とは細長い材料を三角形に組み、これを繰り返し用いて橋をつくったものです。さまざまなタイプのトラス橋がありますが、岩崎運河橋梁はダブルワーレントラス橋に分類される橋梁です。
ワーレントラスは斜材をアルファベットの「W」の形に組み、縦材を用いないで橋を作るため、材料を節約することができます。ダブルワーレントラスは斜材をアルファベットの「X」の形に組むため、ワーレントラスを重ねたような構造となり、ダブルワーレントラスとよばれるようになりました。
ワーレントラスのイメージ図

画像の説明

ダブルワーレントラスはワーレントラスに比べると、材料がより多く使用されるため橋の重量自体が単純に重くなってしまう他、車窓の風景にしても見えにくくなるというようなデメリットがあります。ダブルワーレントラス橋は関西ではあまり見られない橋梁であり、関西地方における貴重な鉄道遺産ということになります。

大正駅をはさんで東には岩崎運河橋梁は形も大きさも同じような木津川橋梁もあります。

JR環状線をくぐり、岩崎橋公園で小休止。
ここにも御船蔵跡という案内板が立っている。
御船蔵跡

画像の説明

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ここから少し寂れた三軒屋中央商店街・三泉商店街を経て、金光教泉尾教会へ。

金光教泉尾教会

金光教は安政6年(1859年)、教祖金光大神が『自ら助けられた信心を人に伝えよう』との天地金乃神の依頼を受けて開いた宗教で世界各国に約1700の教会があります。金光教泉尾教会は、昭和2年(1927年)1月、創設者である三宅歳雄(1903-99年)が「人よ幸いであれ]」念願のもと、大阪の地で布教活動を始めた教会です。

創設者の三宅歳雄は、平和活動の推進者として世界的な評価を得ており、歴代ローマ法王や国連事務総長らからも、日本の宗教者の代表として何度も招かれています。さらに、WCRP(世界宗教者平和会議)名誉会長をはじめ、数多くの国際機関の重職に就き、その任を果たしています。

金光教泉尾教会の境内地は、大阪市内には珍しい20,000㎡(6,000坪)という広大かつ手入れのよく行き届いた庭園(「泉光園」と呼ばれている)でもあり、近隣住民の憩いの場であると同時に、ウグイス・メジロ・ゴイサギ等の野鳥や淡水魚・両生類をはじめ多くの昆虫類の生息地でもある。境内地である泉光園は、1989年に大阪府から「大阪みどりの百選」に選定され、また、世界平和を祈念して1954年に建立された「祈りの塔」は、「OSAKA咲AKASO 人・街・夢 百選」に1991年に大阪市からそれぞれ選定され、なにわの新名所として地域の人々からも親しまれています。

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今日の街歩きはここで終了。
大浪通り・大正通りを歩き、大阪メトロ大正駅に出て帰宅。

少し暑つかったが見どころの多い、街歩きだった。

大阪区民カレッジ みなと校             2023/05/08

今日の講義は関西沖縄文庫の金城馨講師で題目は「大正区の中の沖縄」。
レジメは沖縄人として日本を生きる。

かなり難しい内容、沖縄の人たちの今までの差別や偏見を知ることのなかった私にとってどのように感じたら良いのか。
また、これほど沖縄にこだわりを持たれることについては羨ましいと感じることもある。

ただ、沖縄の現代の諸問題、米軍基地の問題は知らなかった、知らされなかった、知ろうとしなかった自分もいると思った。

今日のクラブ活動は男性4人、女性2人の6名。2名欠席。

今月の木としてポプラを取り上げた。
何年か前に、この季節に大泉緑地ヒーリングガーデナーのボランティア活動で訪れたとき、空気中に綿毛ぽい、白いものがたくさん飛んでいて、これは何かなと思っていた。

ポプラの綿毛
果実は蒴果で、種子は小さく柳絮(りゅうじょ)と呼ばれ、綿毛を持っており風に乗って散布される。
5月中旬の頃、公園緑地で、綿みたいなものが、空一面ふわふわ飛んでいて息苦しさを感じることもあります。散歩する人がこの原因は何かと不思議がっているようすもよく見られます。原因はポプラです。
花は目立たず、しかも高い位置につけるため咲いていても気づきにくい。
花が終わってすぐ、房状で綿毛つきの種子をつけるのですが、すごい量の種子が風に飛ばされて空を舞います。
地面は白くなってじゅうたんのようになります。

ポプラを取り上げたのはポプラについて調べていたとき、新川和江さんの名づけられた葉という詩にめぐり合ったことによる。

この詩には混声合唱曲として曲が付けられ、コンクールの課題曲にもなっていてユーチューブで聞くとこもできる。

名付けられた葉                  新川和江

ポプラの木にはポプラの葉
何千何万芽をふいて 緑の小さな手をひろげ
いっしんにひらひらさせても
ひとつひとつのてのひらに載せられる名はみな同じ
わたしも いちまいの葉にすぎないけれど
あつい血の樹液をもつ にんげんの歴史の幹から分かれた小枝に
不安げにしがみついた おさない葉っぱにすぎないけれど
わたしは呼ばれる
わたしだけの名で朝に夕に 
だからわたし考えなければならない
誰のまねでもない 葉脈の走らせ方を刻みの入れ方を
せいいっぱい緑をかがやかせて うつくしく散る法を
名づけられた葉なのだから

(ポプラの葉はポプラの葉。どんな木の葉も、一枚一枚に名前は付いていません。
だけど私たち人間には一人一人に意味のある固有の素敵な名前がついています。
自分が自分であることにプライドを持ち、精一杯自分らしく生きなければならない。
それゆえ、私たち人間は、どんなに道は険しくとも、風が吹いて木から跳ね飛ばされそうになっても、自分の人生を、一生懸命生きて、咲き誇って、死んでいかなければならない。
そのような命(生き方)の大切さを問いかけています。)

これをポプラの木からのメッセージとしてポプラの葉で栞を作った。

ポプラの葉の栞

5月15日の葵祭にちなんで葵祭の植物と名付けて葵と桂の話をした。

爽やかな初夏の京都を優雅な行列で彩る葵祭。今から約1500年前に始まったとされる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭です。5月初旬からさまざまな行事(前儀)が行われ、5月15日には、およそ8キロもの距離を、平安装束をまとった人々が練り歩く「路頭の儀」が開催されます。

葵祭は、もともとは「賀茂祭」と呼ばれていましたが、江戸時代に祭が再興されてから葵の葉を飾るようになり、「葵祭」と呼ばれるようになりました。
上賀茂・下鴨両神社の神紋が「二葉葵」であり、祭りには神事関係者、行列参加者などに二葉葵と桂の小枝をつけるのが賀茂祭の古くからの習わしとなり、社殿や牛車にも飾られます。『葵桂(あおいかつら・きっけい)』また来賓の参列者などにも二葉葵が渡されます。

『葵桂(あおいかつら・きっけい)』とは-
葵祭の〝あおい〟は「路頭の儀」(行列)の御所車、勅使、供奉者の衣冠などに飾られた緑の葉。これは「葵桂(〝あおいかつら〟または〝きっけい〟)」といって、桂の小枝に、下鴨神社と上賀茂神社の神紋である二葉葵の葉を絡ませたものです。

「葵」も「桂」も「清浄の象徴」であることから「清め」の意味合いが強いと考えられています。
葵が女性の象徴(加茂神社では葵草を神草)、桂が男性の象徴(京都の日吉大社と松尾大社では 桂を神木)。この2人の神が結ばれたという神話 に基づいて、これらの祭りに葵と桂を飾れます。

その後、隣接する、千島公園に行き、可愛く咲いている雑草の話をしながら、初めて昭和山に登った。

昭和山の案内板

頂上からの眺めは良く、港大橋やあべのハルカス、金剛山・葛城山・二上山等が展望できた。
身近な素敵な場所と思った。

港大橋他

あべのハルカス

金剛山他の山並

来月のクラブ活動は6月の木としてタイサンボクを取り上げる。

大阪区民カレッジ みなと校               2023/04/24

今年度の高齢者大学校は大阪区民カレッジみなと校に行くことになった。
今日は2日目。
講義場所は大正区役所の横にある、大正区コミュニティセンター内大正会館。

画像の説明

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大阪に生まれ、大阪で育ったが、大正区には一度も足を踏み入れたことはなかった。

最寄の駅は大正。
家からだと大阪メトロ今里駅から乗車、西長堀駅で鶴見緑地線に乗り換え、大正に。
そこから、大阪シティバスに乗り換え、約10分大正区役所前で降りる。
家から約45分かかる。
大正から乗るシティバスの鶴町四丁目行きのバスは非常に本数や経路がたくさんあり、初日は乗り違えてしまった。

みなと校では今年から放課後クラブ活動(pm3:00~4:30)が予定されていた。

後期高齢者となるのをきっかけに花と緑の勉強会を立ち上げてしまった。

早速今日から勉強会を始めた。
今日は今月の木として、山笑うの季語のイメージのクスノキについてレクチャーしたが、なれなくてあまりうまくいかなかった。
クスノキの他、ケヤキとエノキ・ムクノキの違いも少し解説した。

座学は20分ほどで隣接する千島公園に全員(6名)で行き、燃えるように新芽が展開するクスノキやケヤキを観察した。

画像の説明

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満開のヒラドツツジを眺めながら、キリシマツツジ・ヒラドツツジ・サツキの違いを説明した。

クルメツツジ(キリシマツツジ)
開花時期は4月上旬~5月上旬で、良く知られているツツジの中では開花時期が早い。
霧島ツツジとサタツツジ(薩摩半島大隅半島の品種)から品種改良されたとされる九州の久留米あたりが発祥のツツジ。一般的にはキリシマツツジと混同して使用されており、区別しにくい。ツツジとしては小型で、小さく育てられる。花も小さいが赤い花を葉っぱが見えないくらいにビッシリとつけるので美しく人気がある。品種が非常に沢山あり、ツツジ栽培で有名な伊藤伊兵衛が最も評価した品種。

ヒラドツツジ   
道路沿いや家庭の庭等で栽培されている最も一般的なツツジで、単にツツジと言えばこの花をさすことが多い。ツツジの中では花が最も大きく、ピンク、白、赤紫等の色が一般的です。開花時期は4月中旬~5月中旬。枝は脆く、折り曲げると簡単に折れるので、盆栽には適さない。ケラマツツジを母体にモチツツジ、キシツツジ、リュウキュウツツジが自然交配して出来たもの。

オオムラサキツツジ
ヒラドツツジの一種ですが、花が大きく人気があるので、「ツツジ」というとこの「オオムラサキツツジ」と考えていいくらいに一般的なツツジ。単に大紫(オオムラサキ)と呼ぶことも。花の時期は通常のヒラドツツジよりやや早く、4月中旬~5月上旬。
排気ガスにも強く、生育が良いので公園や道路の側帯に植えられています。

オオムラサキツツジ

サツキツツジ(通常、単にサツキ)
これも道路沿いや家庭の庭等で栽培されている最も一般的なツツジです。他のツツジが4月中旬から5月中旬に開花するのに対して5月中旬から6月中旬と一ヶ月遅れで開花します。見た目にはクルメツツジと良く似ていますので、開花時期で判断します。ヒラドツツジとは開花時期が異なり、花も小さいので明確に区別ができます。
赤紫の花が最もポピュラですが、園芸・盆栽用として品種改良され、色々な色、形の花があります。

ソテツの植え込みにツルニチニチソウ(ビンカ)の青い花が美しく咲いていた。

ソテツの植え込み

ビンカの花

今日は初めてなので千島公園の入り口から少し入ったところで終わることにした。

次回5月の木はポプラと京都葵祭の植物を取り上げたいと思っている。

春の鉢花                       2023/04/14

スミレ
娘が努めている、保育園の名前がすみれ園。
園に飾ってもらおうと寄植えを作ってみた。
真ん中にタチツボスミレ、両横にスミレと白花のスミレ、薄紅ヒゴスミレもあったので4種植とした。小さな青い花はコケリンドウ。これはこぼれ種でくっついてきたもの。

スミレの寄植え

スミレの寄植え

春になると、愛らしい紫色の小さな花を咲かせるスミレ。単に「すみれ」と聞いて多くの人が思い起こすのが、このスミレかタチツボスミレ。
名前の由来は複数ありますが、花の形が大工さんが直線を引く際に使う道具「墨壺」に似ていることから、墨入れ、転じてスミレとなったという説がよく知られている。他に、スミはツミ(摘み)の異形で、摘んで楽しむ「摘入草」の意味からという説などもある。
スミレの花は、色ごとに異なる花言葉を持っている。最も一般的な紫色のスミレの花言葉は、ささやかな幸せ・誠実・真実の愛。愛らしいピンク色のスミレは、愛・希望など。
基本的には、愛らしい姿を楽しむ観賞用の花ですが、食用としても親しまれています。
葉を天ぷらやお浸しなどにしたり、花をエディブルフラワーとして利用したり。
スミレの花の砂糖漬けは、とても愛らしいお菓子として有名です。
ただし、タネや根が有毒なニオイスミレのように、一部には毒性を持つものもあるので、食用として利用できる種類であることを必ず確かめてください。

ヤブレガサ

ヤブレガサは主に、落葉広葉樹林内のやや乾いた場所や斜面に見られる多年草。
早春に出る芽は、若葉が綿毛に覆われて愛らしく、名前のとおり、破れた傘のような形です。
芽は、開花しないものは葉が1枚出るだけですが、開花する芽は2枚の葉をつけます。
茎はまっすぐに伸び、初夏になると、先端に花径1cm弱の白っぽい花をまばらにつけます。
ヤブレガサの花はあまり見栄えがしませんのでいつも摘みとってしまいます。

ヤブレガサ

ウラシマソウ

ウラシマソウは本州、四国を中心に、北海道や九州の一部にも分布する球根植物で、主に海岸付近の林床や人里近い林に多く見られます。
苞の中に伸びた付属体の先端部が細く糸状に伸び、その姿を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて、この和名があるとされています。
地下にはサトイモに似た大きな球根があり、春になると芽を伸ばします。やがて10枚前後の葉を傘のように広げ、黒褐色の苞を開きます。この苞は「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれます。本来の花は、付属体の下につき、成長や栄養の状態によって、雄花から雌花に変化する性転換植物として知られています。
葉は、早いものでは夏前後から枯れ始め、遅くても秋には落葉します。
秋に球根のわきに小さな球根をたくさんつくってふえますが、元の親球根は5年程度で枯れる傾向があるので、ふえた小さな球根を大切に保存管理することが個体維持につながります。

白花ウラシマソウ

セッコク

私の棚で一番多いのがセッコク。2.5号鉢が主だが250鉢ぐらいある。
あまり手入れができなくて枯らしてもいるが株分けで増えることもある。
コロナ禍以来、姫路の展示会にも行っていない。
行くとどうしても買ってしまうので悩ましい。

セッコクの棚

画像の説明

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セッコクは、東北地方南部以南の山地や岩場に見られる小型の着生ランです。
デンドロビウムの仲間で、主に針葉樹林や常緑広葉樹林に見られます。
節のある細い棒のようなバルブを何本も束ね、細い根でしっかりと木や岩に着生し、晩春から初夏に白や淡い桃色の花を咲かせます。
花後に新芽を伸ばして、つやのある葉を広げながら、新しいバルブが伸びていきます。
冬前には葉が落ちて、バルブの状態で冬を越します。
花にはほのかに香りがあり、四季を彩る野生ランとして多く販売され、人気があります。
古くから多くの斑入りや花変わりなどが選別され、「長生蘭」の名で古典園芸植物として親しまれています。

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フウリンオダマキとミヤマオダマキ

風鈴オダマキとミヤマオダマキが咲いている。
いつ頃手に入れたのかもう忘れてしまった。
今咲いているのはこぼれ種で増えたものでツバキなどの鉢で芽を出したものをツバキの植え替えのときに分けたもの。
ほったらかしだが花は可愛く、球根類と寄植えにしている。

風鈴オダマキは中国原産で、オダマキに付き物の距がないことが特徴です。このため、オダマキ属ではなく、セミアキレギア属(Semiaquilegia)に分類されています。semiというのは半分という意味です。なお、オダマキ属に分類されることもあります。
流通しているのは、二色風鈴オダマキや乙女風鈴オダマキが多いですが、二色風鈴オダマキは、オダマキ(A. flabellata)との交配種とされています。

風鈴オダマキ

ミヤマオダマキは標高の高い山か冷涼な地域に分布しているオダマキです。
一般的なオダマキよりも草丈が小さく、10~20cmほどで、青紫色~白色と花色の幅が広いことが特徴です。
高山植物ではありますが、昔から親しまれている山野草の一つで、他の高山植物と比べて比較的育てやすく、あまりに気温が高い地域でなければ育てることが可能です。

ミヤマオダマキ

モッコウバラ

モッコウバラ

中国原産のモッコウバラ、日本には、江戸時代に黄色の八重咲き品種が渡来したのが最初です。
インド原産の多年草から作られる木香(モッコウ)の香りに似ていることから、モッコウバラという名前がつけられた。
花色は白、黄の2種類で、それぞれ、ひと重咲き、八重咲きがある。
香りは微香で、白のひと重咲きは、やや香りが強いのが特徴です。
一方、八重咲きのモッコウバラには、白、黄ともにほとんど香りがありません。

ナニワバラ

ナニワバラ

白い花を咲かせるナニワイバラの原産地は中国や台湾です。
しかしながら古くから日本とつながりがある植物です。
名前の由来は江戸時代にさかのぼります。大阪難波の植木商人がよく中国から輸入していたため、この名前が付けられたとされます。
ナニワイバラは一般的に4~6月頃に開花の季節を迎えます。
バラの花言葉は「愛」と「美」です。バラは花色毎に花言葉がそれぞれあります。
花言葉は「純粋な愛」「愛情と敬意」「私はあなたにふさわしい」
真っ白で美しいナニワイバラにぴったりの花言葉です。

ムベ

郁子の花

ムベはアケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物で、別名「トキワアケビ」とも呼ばれています。日本では東北南部より西の各地に自生し、台湾や中国などにも分布しているとされています。4月下旬~5月に花を咲かせ秋に果実が赤く熟します。
この木の葉は、幼木のときは3枚、その後ある程度成長してくると5枚になり、実が成る頃には7枚になるので、「七五三の縁起木」ともいわれているそうです。
滋賀県近江八幡市に残る伝説に、ムベが登場します。
天智天皇が蒲生野(古代近江の歴史地名)に狩猟で訪れた際、現在の近江八幡で8人の男子を持つ健康な老夫婦と出会ったそうです。その時その老夫婦にどうすればそのような長寿でいられるのか尋ねたところ、この地でとれる無病長寿の霊果を毎年秋に食べているからだと言い、それを差し出したそうです。これを食べた天智天皇が「むべなるかな(いかにもそのとおりだなあ)」と仰せられたとか。その時の「むべ」がその後その果実の名称になったと伝えられているとの事です。また、それ以来朝廷に毎年献上されるようになったとされています。

鵜殿ヨシ原 つる抜きボランティア 2023/03/29

昨日の朝日新聞につる抜きボランティアの記事が載っていた。

社会課題の解決やSDGsの達成へと地道に行動する人たちを応援する「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」(SDGs岩佐賞)の第2回受賞者が3月28日(火)に公表されました。

活動名:雅楽の楽器 篳篥の蘆舌のヨシ再生の為の「つる草抜き」
芸術の部 賞金200万円

1000年を超える歴史を誇り、世界最古の音楽文化財ともいわれる雅楽。その主旋律を奏でる縦笛「篳篥(ひちりき)」が、いま存続の危機にあります。篳篥のリード「蘆舌(ろぜつ)」に使用するイネ科の多年草ヨシが、採れなくなってきているのです。
大阪府高槻市の淀川流域には、約2.5km×400mにわたってヨシが自生してきました。「鵜殿のヨシ原」として知られていましたが、環境悪化や外来種のつる草の繁茂により、ヨシが次第に減少。コロナ禍で手入れがままならなかったこともあり、2021年秋には篳篥のリードに使える成長の良いヨシは全滅してしまいました。

そこで雅楽協議会では、2022年4月から「ヨシ原焼き」「つる草抜き」の活動を開始しました。初日には、雅楽師・東儀秀樹氏によるミニコンサートも開催。活動は9月まで44日間にわたって断続的におこなわれ、ボランティア参加者はのべ1246人にものぼりました。
その結果、手入れをした約200m×24mのエリア内でヨシの再生が確認されました。加えて、ツバメやイタチ、ハグロトンボだけでなくキツネノカミソリ、ナンバンギセルなど希少な動植物も発見することができました。
雅楽の文化を守りつないでいくために、そして生物多様性を守っていくために、今後もヨシ再生のための活動を続けていきます。

昨年、この活動にボランティアで参加した、今年も高槻市上牧に住む娘から声がかかり行くことにしていた。

11時すぎに娘の家に到着し、早昼にして12時過ぎに現地に赴いた。
堤防の入り口に鵜殿ヨシ原~自然と文化が響き合うヨシ原をめざして~という案内板が新設されていた。

案内板

堤防沿いはセイヨウアブラナの花がきれいな景観を作っていた。

セイヨウアブラナ

セイヨウアブラナ

つる草抜き作業はボランティアの他にアルバイトの人もおられるので昼休みで作業は13時から指示を受けて行うとこになったので時間つぶしに少し廻りを散策する。

ヨシ原の続きにはノウルシがきれいに咲いていた。昨年より株は小さめ、昨年は4月10日だったのでまだ大きくなっていないのかも。

ノウルシ

ノウルシの花

作業する場所のすぐの河に続くヤブでクサノオウとオドリコソウを見つけた。

 クサノオウ

クサノオウの花

オドリコソウ

オドリコソウ の花

作業内容のつる草はカナムグラとヤブガラシ、カナムグラの駆除は終わっているようで今日はヤブガラシの駆除。

【ヤブガラシとは】
・北海道西南部、本州、四国及び九州に分布するブドウ科の蔓性多年草。日当たりの良い道端や藪の縁、除草後の空き地などに見られ、時に他の草木を覆って枯らし尽くすほどの高い繁殖力を持つため、ヤブガラシと名付けられた。日本以外でも中国、インド、マレーシアなどアジア各地に分布する。

・正式にはヤブカラシだがヤブガラシと呼ばれることが多い。別名にはヤブタオシ、ビンボウカズラなどだが、何れも好意的な名前ではない。しかし、ヤブガラシは生薬名を「烏蘞苺(うれんぼ)」といい、民間療法では葉の汁を虫刺されに使うなどの利用価値もある。

・葉は5枚の小さな葉からなるように見えるが、5枚で一つの葉であり、先端の小葉(裂片)が最も大きく、それぞれの縁には細かなギザギザがある。5枚の小葉は鳥の足跡のように三つに分かれた長い葉柄でつながり、よく観察すると葉柄の基部には「托葉」と呼ばれる2枚の小さな葉がある。イメージのよくない「雑草」だが、十分にアク抜きした新芽や若菜は、御浸し、油炒め、和え物などにして食べることができる。
・ヤブガラシは太くて長い地下茎に栄養を溜め込み、その節々から地上に芽を出す。切断された箇所からも芽を出すほど丈夫であり、抜本的に駆除するには地下15~20センチのところにある地下茎を全て掘り出すか、根まで枯らすような除草剤を使用する必要がある。ちなみに葉や蔓と同様、根にも利用価値があり、盛夏に採取した根を煎じたものは利尿剤に、生のままで擂り潰したものは、虫刺され薬や冷湿布として使うことができる。

【カナムグラとは】
・日本全国の道端、空き地、明るい山野に自生するアサ科の一年生蔓草。茎(蔓)や葉柄に細かなトゲがあり、素手で触れるとチクチクし、軍手で触れるとザラついて作業の邪魔をする厄介な雑草の一つ。

・カネムグラの「カネ」は金あるいは鉄で、針金のように丈夫な蔓に由来し、「ムグラ(葎)」は、蔓を絡ませてよく茂る雑草を意味する。カナムグラの漢字表記は鉄葎、金葎、葎草。別名はムグラ、オオムグラ、イヌムグラ、ヤエムグラなど。日本以外の東アジア諸国にも分布する。

・3~4月に種子から発芽し、地際で分岐した蔓が夏までの間、急速に成長し、他物に絡まりながら繁茂する。葉は直径5~12センチほどの掌状で5~7つに深く裂ける。大きなカエデのようだが、質は薄く、表面はザラザラしている。

・雌雄異株で、秋になるとそれぞれの花を咲かせる。雄株に咲く雄花は黄緑色で、円錐状になって上向きに咲き、雌花は紫を帯びた緑色で、松かさのように垂れ下がって咲く。雌雄とも目立つ花ではないが、雄花は大量に咲いてホコリのように花粉を飛ばし、花粉症を引き起こす。雌花の後にできる果実はやや平たい球形になる。

作業現場はヨシの芽が20cmぐらい伸びていて、昨年より成長はよく目立つ。

ヨシの新芽

作業を始める。

作業状況

ヤブガラシはまだ探さないと気が付かないぐらいの小さな芽しか出ていない。

ヤブガラシの新芽

持参した草抜き道具で芽の下の地下茎を探り、引っこ抜く。

ヤブガラシの新芽と地下茎

ヤブガラシとヨシの地下茎

四方八方張っている、これではヨシの成長は良くないはずだ。
すぐ袋に地下茎はいっぱいになる。

取り除いたヤブガラシの地下茎

2時間余り作業して帰宅に付いた。やはり少し腰にくるが良い運動になった。

鶴見緑地の桜                2023/03/25

向かいの家のソメイヨシノが見頃になってきた。
明日は雨模様。来週の月・火は野暮用がある。
今年は久しぶりに佐保川の桜・川路桜を見に行きたいと思っているが・・・。

思い立って昼からまた鶴見緑地の桜を見に行った。
大池周りのソメイヨシノは見頃。まだ落花している桜はなく7分咲き程度か。
花の下には弁当を広げる家族連れでごったがえっている。
外国籍と思われる人々が多く見かける。花見も国際的になってきたみたい。
大池の周りは人が多い。

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前回3月15日にはまだ開花とは言えなかった陽光桜を目指す。

手前に最近植えられたシダレザクラが美しく咲いていた。

シダレザクラ

陽光桜の赤みの強い花は遠くからもよく目立つ。
陽光桜の樹下は花びらがたくさん落ちていて地面がピンク模様に染まっている。
でも、まだまだ見頃、でも樹の下で花見をしている人は見かけない。
ここでの花見は禁止なのかもしれない。

陽光桜

前回満開だったオカメザクラはすっかり葉桜。もう誰も足を止めない。
ソメイヨシノをメインに考えるとオカメザクラの花に気が付かないことがよくわかった。

葉桜のオカメザクラ

山の広場にも桜がたくさん植わっているのでいつものコースへ。
西ゲートからまっすぐの坂を上ったところに濃いピンクの花。
この木はアーモンド、1本だけだがよく目立つ。
SNSばえするのでここで写真を撮る人が多い。

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アーモンドの花

アーモンド

山の広場のソメイヨシノも見頃で多くの人で賑わっていた。

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鶴見緑地の早咲きの桜 2023/03/15

昨日、東京でソメイヨシノの開花宣言があった。
温かい日が続くので、鶴見緑地でも早咲きの桜が咲いているかもしれない。
早昼後、行ってみた。
大阪メトロ鶴見緑地駅から中央口に、中央噴水を西へ、西ゲートの手前に薄ピンクの桜らしきものが咲いていた。これはベニバスモモの花。
パッと見ただけでは「あれ?!サクラ?」と思ってしまう人が多いのかもしれません。

ベニスモモ

ベニスモモの花

ベニスモモ
ベニバスモモは「チェリー・プラム(cherry plum)」や「ミロバラン・プラム(myrobalan plum)」等とも呼ばれる東南ヨーロッパおよび西アジアが原産の落葉小高木です。
ベニバスモモは早春から春にかけて開花する美しい花を鑑賞する目的だったり、開花の途中から現れる赤紫色の美しい葉をカラーリーフとして楽しむ目的だったり、食用になる果実を収穫して食べる目的で育てられたりする植物です。
公園や街路樹として植えられています。

このベニスモモの西側に陽光桜が植わっている。
まだ花は。2輪確認、開花宣言とは言えない。

ヨウコウザクラの林

ヨウコウザクラの花

ヨウコウザクラの花

陽光桜(ヨウコウザクラ)
作者は愛媛県の高岡正明さんで「里桜」の天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって作出された。
元教師だった高岡さんは、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼む鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜(カンヒザクラ)と出会い、この桜が生まれることにつながったという。
染井吉野(ソメイヨシノ)よりも少し早く咲く。
一重咲きで、寒緋桜(カンヒザクラ)の紅色が濃い。別名を紅吉野(ベニヨシノ)とも言う。

しかし、陽光桜の奥に濃いピンクの満開の桜が見えた。
これがオカメザクラ。今までこの時期に来たことがなかったので気が付かなった桜。

オカメザクラ

オカメザクラの花

オカメザクラ(おかめ桜)
花は淡い紅色の一重咲き、マメザクラに似て小輪です。花が下向きにつくのが特徴です。
樹高は成長しても3m程度でコンパクトに育つので小さめの庭でも栽培しやすい品種です。
イギリス人のコリングウッド・イングラム氏がマメザクラとカンヒザクラを交配し、1947年に誕生したのがオカメザクラです。 イギリス生まれのサクラがあること、そしてイギリスにもサクラの研究家がいたとは想像しませんでした。
おかめといえば福笑いでおなじみの笑顔を思い出す方が多いと思いますが、古くは美人を表す言葉でした。ソメイヨシノに比べると花はずっと小さく花径1.5cmほど。 しかし、濃いピンクの花弁と紅色のがくが美しく、下向きに咲く姿には風情があります。それを美人の姿に重ねてコリンウッド氏がおかめと名づけたのでしょう。

オカメザクラを堪能して西ゲートに戻り、いつもの木の実の採集コース、国際庭園から山の広場へ。ここにカワヅザクラがあった。

カワズザクラ

カワズザクラの花

カワズザクラ
河津桜の原木は、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃の2月のある日河津川沿いの冬枯れ雑草の中で芽咲いているさくらの苗を見つけて、現在地に植えたものです。1966年(昭和41年)から開花がみられ、1月下旬頃から淡紅色の花が約1ヶ月にわたって咲き続けて近隣の注目を集めました。この桜は河津町に原木があることから、1974年(昭和49年)にカワヅザクラ(河津桜)と命名され、1975年(昭和50年)には河津町の木に指定されました。
河津桜は寒緋桜と早咲き大島桜の自然交配種で、つぼみや咲き始めは非常に濃いピンク色をしていますが、満開時はピンク色、それからだんだん色あせて散っていきます。花形は平開形で一重のやや下向き、花弁は5枚の円形で無毛です。

ヨウコウザクラ、オカメザクラ、カワズザクラ3種とも片親は早咲きのカンヒザクラでした。

山の広場から鶴見新山を経て風車の丘にでて、大花壇を望みながら帰宅につく。

風車と大花壇

早春の鉢花 2023/03/14

画像の説明

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ヒメリュウキンカ
ヒメリュウキンカは、ヨーロッパからアジアに分布するキンポウゲ科キクザキリュウキンカ属の多年草です。
強健な性質と美しい花を持つことから世界で広く栽培されており、逸出したものが多くの地域で帰化植物として定着しています。
日本への渡来時期は不明ですが、同様に各地で野生化しているのが確認できます。
キクザキリュウキンカの和名を持ちますが、主にヒメリュウキンカの名前で呼ばれています。
リュウキンカの名前が付きますが、リュウキンカの仲間ではありません。
リュウキンカは同科キンポウゲ科の植物ですが、リュウキンカ属に分類されており、ヒメリュウキンカとは別属の植物となっています。

早春に咲く、美しい光沢の黄金色に輝く花弁は春がきたことを艶やかに訴えてくる。
植え替えるとき千切れた根が残った土で再利用した他の鉢にも繁殖してしまうことがよくある。根腐れにも強く、水は多くやっても問題なし。とても丈夫。
黄色の花と紫葉のコントラストもいい。

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ムスカリ
ムスカリは草丈15cmくらいでブドウのような花を咲かせる、春の球根植物です。ムスカリはとても耐寒性の強い花で、球根は植えっぱなしでも自然分球で増え、毎年花が咲きます。
とても丈夫で球根もよく増えます。植え替えた土を道端に捨ててしまうとそこで繁殖して花を咲かすことも多い。
ムスカリの名前の語源はムスクに香りが似ていることからつけられました。ムスクとはジャコウジカの雄からとる香りを付けるための原料です。

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トサミズキ
トサミズキは葉が出るよりも先に、3月下旬から4月に、5~7個の丸みのある黄白色の小花が連なり花序になって下垂します。トサミズキは四国地方を原産としていますが、特に名前が示すように高知県内の山地の石灰岩地域に多く生育しています。枝はやや太くまばらに分岐し、ややジグザグに稲妻形に伸長します。
花少し地味、もう少し花弁が大きく、花弁の黄色が鮮やかだと目立つのに。でも丸い葉っぱはハート型にもなり楽しい。

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ジンチョウゲ
沈丁花(ジンチョウゲ)はジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に小さな花が毬のような塊になって枝先に咲く。
沈丁花(ジンチョウゲ)の特徴と言えば香り高い花。「沈丁花」という名前は、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来する。
今年の沈丁花の花は少し開花が遅いように感じる。
いつも、花を見るより香りで花が咲いていることに気付かされる。
春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏の梔子、そして秋の金木犀を合わせて三大香木と称される。
中でも早春のいい香りは季節の変わり目を特に印象付ける。

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ユキヤナギは春、枝垂れた枝先の長い穂に、たくさんの花を咲かせてひときわ目を引き、花壇や公園によく植えられている植物です。
家のユキヤナギはフジノ・ピンク’で花弁の外側がピンクの品種です。
少しピンクがかった花弁はほんのりと微笑ましい。
ユキヤナギの和名は、葉がヤナギに似て、白い多数の花が、雪をかぶったように見えることからつけられました。庭木としてだけではなく、切り花としてもよく利用されます。
丈夫で毎年花を付け、種を結び、こぼれ種で他の鉢に芽を出しています。

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コケリンドウ
越冬するロゼット状の根生葉が苔を思わせるほど小さく、春咲きのリンドウの中では最も小型で目立たないのでこの名がある。一年草でこぼれ種でいつも他の鉢で見かけます。
このコケリンドウは山野草展で何年前かに購入したなにかの鉢に付いてきたものです。
椿や他の鉢に雑草のように芽生えてきます。他の雑草は抜きますがこのロゼット状のコケリンドウは抜かないようにしています。

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中国春蘭                        2023/03/08

中国春蘭(翠一品)が咲きました。
10鉢ぐらい作っているが今年咲いたのはこの鉢だけ。
でも、4つの蕾を付けた。
部屋中に爽やかな香りがして花が見えなくても咲いていることに気付かされる。
この早春の香りのために栽培していると言ってもよい。
しばらく植え替えしてなかったので今年植え替えをする予定だったが花が上がってきたので延期に。
他の鉢も葉っぱがしっかりしてきたのでもう2~3鉢は花をつけてほしいのだがうまくいかない。

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中国春蘭(ちゅうごくしゅんらん)は、一茎一花(いっけいいっか)とも呼ばれ、日本産のシュンランと同種とされるが、分類上はシナシュンラン (Cymbidium forrestii Rolfe)の名で別種としたこともある[1]。地生ランであり、春に花茎を伸ばし、その先端に一輪の花を咲かせる。花の形もシュンランに共通するが、香りはより強い。葉も日本のシュンランよりやや滑らかな感じの場合が多い。
古来から中国ではランを高貴な花と見なし、これを栽培し、観賞することが行われた。特に清朝ころより野生株から花形のよいものを選別し、それらに命名して栽培し、その優劣を競うことが行われるようになった。

山酔会 かしはら水仙郷  2023/02/12

堅下駅に9:40集合。今日は総勢7名。
駅から東へ鐸比古鐸比賣神社を目指す。

鐸比古鐸比売神社(ぬでひこぬでひめじんじゃ)
大阪府柏原市大県に鎮座する神社で、式内社「鐸比古神社」および式内社「鐸比賣神社」を祀っています。生駒山地の南端近くにある高尾山の西麓に鎮座しています。
社伝によれば当社は成務天皇二十一年の創建で、古くは「鐸比古神社」は高尾山の山頂に、「鐸比賣神社」は山麓の姫山に祀られていたと伝えられています。
その後、いつの頃か両社共に現在地に遷座したとされていますが、その年代は延暦年間(782年~806年)とも中世であるとも元禄三年(1690年)とも言われておりはっきりしません。
当社の御祭神は社名からしても「鐸比古命」「鐸比賣命」を祀ることは明らかですが、この神は記紀やその他の資料に登場せず詳細不明です。
しかし現在では「鐸比古命」については、垂仁天皇の皇子であり「和気氏」の祖である「鐸石別命(ヌデシワケノミコト)」と同一であるとする説がある程度の支持を得ています。
社名や神名にある「鐸」とは古くは「さなぎ」とも読み、これは祭祀に用いられる鉄製の鈴のことで、また弥生時代の銅鐸をも指したとも言われています。
このことから当社は銅や鉄などの金属の生産に携わった人々が金属生産の守護神を祀ったことが考えられます。

今日は天気もよく、ハイキング日和。同じコースのかしはら水仙郷から高尾山への団体ハイカーと一緒になってしまった。
ぞろぞろと旧国道170号(東高野街道)の脇にある一の鳥居をくぐって山の方へ進む。
鳥居越しに奥宮のある高尾山が見える。

鳥居から高尾山を望む

鳥居からしばらく進んでいくと石段があり、ここが境内入口。

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石段を登って拝殿の前には宮司さんやかしはら水仙郷を育てる会の皆様によるお接待が設けられていた。
お茶にお菓子、水仙の花の形の和菓子もあった。

拝殿

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育てる会の皆さん

水仙の花のお菓子

神社に参拝してから右手の山道へすぐのところにトイレが有る、水仙郷や高尾山にはトイレがないので注意が必要。

山道を登っていく、低い山だが道の傾斜はきつい。
しばらく歩くときぼうの道とたにごえの道の分かれの所に水仙の群落。少し小さな株だがきれいに咲いていた。

水仙の花

たにごえの道を少し行くと夫婦岩の案内板、一の鳥居から見えていた、しめ縄が張られていた大きな岩らしい。

案内板

夫婦岩

たにごえの道に戻り、なかよしの道に入り、水仙郷を目指して歩く。
なかよしの道と法善寺駅に行くひのきの道の分かれの付近がかしはら水仙郷。1月24日の大寒波の強風が花をなぎ倒したそうで少し花は少なく、少し寂しかった。

水仙郷

水仙郷

ここから、ひのきの道に入りみはらしの道から高尾山山頂を目指す。
みはらしの道の手前にも水仙がここの水仙は強風の被害から逃れられたのかきれいに咲いていた。

古墳と水仙

古墳の説明板

水仙の花

途中Oリーダーからヤマコウバシの木の説明があり、孫の受験のために落ちない葉っぱを持って帰る人もいた。

ヤマコウバシの木

途中、大きな岩がたくさん見られた。
また、巨木のエノキに圧倒された。

エノキの巨木

エノキの巨木

巨石

巨石

山頂手前の大きな岩の前で昼食となった。

巨石

巨石

Oリーダーもトイレがないので瓶ビールは無し。少し盛り上がりのないランチとなった。

昼食後、三角点のある山頂に登り、東側の道路に出てみはらし広場の方に歩く。

山頂

みはらし広場

道路をもう少し進み、きぼうの道に入る。

きぼうの道入り口

南パノラマ展望台では大阪市内や大和川が広大な視野で素晴らしい眺めだった。

大パノラマ

大パノラマ

くつろぎの道に入り、大きなエノキの横の木のデッキ横を過ぎ、途中水仙の群落を見ながら鐸比古鐸比賣神社に戻る。

木のデッキ

水仙の花

水仙の花

鐸比古鐸比賣神社

ここで少し休憩し堅下の駅14時30分ごろ到着。
今日は天気が良すぎ、最高温度も高く、汗ばむ山行だった。

深江郷土資料館別館 重宝苑 2023/1/10

大阪府民カレッジ東大阪校の新年の講座、午前は大道芸南京玉すだれと泥鰌掬いと布施戎神社に初詣。ご利益はあるだろうか。
午後は深江探訪。午前中はかぜが強く寒かったが、午後は風も収まり街歩き日和となった。
深江郷土資料館を館長の案内で見学したあと、北西に隣接する別館の庭園を見学することができた。

2022年3月7日の朝日新聞の朝日デジタル版に別館の話が載っていた。

昭和初期の趣が残る築86年の日本家屋が改修され、大阪市東成区の深江郷土資料館の別館として一般公開されている。資料館を管理・運営する一般財団法人が、地域の活性化に役立ててもらおうと個人宅だったものを使ってオープンした。
 別館は資料館の隣にあり、敷地面積約570坪。江戸時代に庄屋を務めた地元の幸田家が長年個人宅として使用してきた。
 不動産屋に売りに出たことを知った資料館代表理事の石川健二さん(73)が「地域の貴重な財産だ」として、2020年に購入。屋根瓦や日本庭園の改修を経て、今年2月3日に別館として開館した。
 木造2階建て家屋は1935(昭和10)年の建築だ。入り口付近に設けられた貴賓玄関には長さ約2・5メートルの一枚板の上がりかまちがあり、資料館事務局長の金谷一郎さん(66)は「当家の風格が堂々と示されている」と話す。
屋内の8畳間の欄間は、日本刀の鍔(つば)を埋め込むなど凝ったつくりで、このほかにも部屋ごとに違った欄間が楽しめる。
 日本庭園は、コイが泳ぐ池や、約2メートルの大きな敷石、高さ約3メートルの石灯籠(いしどうろう)などを配置。金谷さんは「眺めているだけでも心が落ち着く空間に仕上がっています」と説明する。
 石川さんは「一度壊してしまうと再現は難しい。深江の文化や大阪の文化を広く知ってもらえるように活用してもらえれば」と話す。
 今後、家屋内でイタリア料理が堪能できるレストランやカフェスペースを設ける予定だ。
 別館の家屋は現在、文化財登録にむけて申請中で、今夏ごろの登録を目指している。資料館の西隣にあり、見学は事前連絡が必要。無料。写真撮影もできる。
 問い合わせは資料館(06・6977・5555)。(松永和彦)

別館の名前は重宝苑。
重宝は【ちょうほう】と読むと便利で役立つ・使い勝手が良いだが、【じゅうほう】と読むと貴重な宝物・大切な宝物の意味。もちろん、【じゅうほうえん】とよむのだろう。

入り口の重宝苑の表札がかかっている塀は築地塀か。細い飴色の竹囲いが美しい。
このような形式の築地塀は見たことがない。

重宝苑入り口

竹囲いの築地塀

入ってすぐ左にカフェスペース。テイクアウトもできるみたい。

カフェ

伝い石沿いに北側へ、北側の切り石の延段の周りは芝や矮性リュウノヒゲではなく、レモンタイム? 日本庭園にハーブが溶け込んでいる。

タイムの地被

北側の小さな筑山は松を中心に石組み、下草は伝統園芸植物の品種物のツワブキが施されていた。

築山

重厚な扉の蔵は存在感がすごい。対象的に主屋の北入口は軽やかに映る。

重厚な扉の蔵

主屋の北入口

南の主庭に戻る。

主庭

主庭は滝組から流れがあり、小さな池には大きな錦鯉が泳いでいる。
大きな春日灯籠が目を引く。手水鉢も素敵。立派な日本庭園だ。

滝組

灯籠と手水

また、庭と屋敷の部屋を結ぶ靴脱ぎ石は様々のものが見られ、このような立派な靴脱ぎ石はなかなかお目にかかれない。

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イタリヤレストランは営業されているが完全予約制で6名のみの受付らしい。
家に帰ってからネットで詳細を調べたが何もわからなかった。

イタリアレストラン

文化財登録  深江郷土資料館別館(旧幸田家住宅)
○名称及び建築年代
深江郷土資料館別館(旧幸田家住宅)
主屋:昭和10年(1935)/令和2年改修
土蔵:昭和10年(1935)/同後期・令和2年改修
乾蔵及び塀:昭和10年(1935)/令和2年改修
表門:昭和10年(1935)/令和2年改修
○所在地
大阪市東成区
○登録基準
主屋:基準(二) 造形の規範となっているもの
それ以外:基準(一) 国土の歴史的景観に寄与しているもの
○建造物の説明
幸田家は奈良街道沿いの旧深江村に所在し、江戸時代には庄屋を務めた旧家で、明治時代以後も深江村の村政に関わってきました。
今回屋敷地に残る主屋を始めとした4件が登録されました。昭和10年に建築された主屋は木造2階建てで、1階は主として接客用の空間とされ、格式ある広間や茶室が設けられています。一方、2階は家族の生活空間とされ、中廊下を通して小規模な部屋を並べています。座敷廻りの意匠にもこだわった近代和風住宅です。
土蔵・表門・乾蔵は道路に面して一列に建ち並び、表門の扉に用いられた八双金具※などから幸田家の格式がうかがえるとともに、深江集落の昭和初期の景観を維持しており貴重です。
※八双金具:門扉などの装飾として用いる金具で、一端が二股になり八字形をなすため八双という。

タイワンモクゲンジ 2022/11/27

昨年、大阪高齢者大学校自然を楽しく学ぶ科を受講した。
我班は自主活動で大阪高齢者大学校の教室のすぐ西側にある難波宮跡公園の樹について調べることになった。
難波宮跡公園には基壇は復元されているが建物は無く、芝地(草地)がほとんどで樹は少ない。
しかし、植わっている樹は日当たりがよく密集していないので盆栽を大きくしたような樹形の立派な気もある。

下見に行ったとき、見なれない(見たことのない)樹があった。
家に帰り、ネットで調べてみたら、それはタイワンモクゲンジという樹であることがわかった。
次の日にカメラを持って詳しく見てみた。
その時は、花はほとんど落ちていてピンク色の実がたくさんなっていた。

調べてみると、タイワンモクゲンジはゴールデンレインツリーという別名もあって、黄色の花弁がサクラの花吹雪のように散るらしい。
黄色の花吹雪、これはぜひ見てみたいと思い、今年は花の咲く前の9月中旬から足繁く通うことになった。

9月21日
蕾はたくさん確認できたがまだまだ咲きそうにない。

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9月28日
少しだけ蕾から黄色い花弁がちらほら見える。

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10月1日
樹全体が黄色い花で包まれ始める。

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10月4日
ほぼ満開状態か

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10月8日
黄色の花弁がより鮮やか。

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10月12日
花弁の黄色が濃くなる。花弁が少しずつ落ちてくるが花吹雪とはならない。

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10月15日
花の蜜を吸いに来るのか蜂などの昆虫が見られる。

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10月20日
花は終わりに近く、小さい赤い果実が見られる。

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10月24日
もう黄色の花は見えない、果実がホオズキ状になってきた。

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11月3日
色づいたホオズキ状の果実が目立ってくる。

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11月26日
昨年に比べ、果実の数は少ない。

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角川選書 鶴田知也 百草百木誌の中にまるばのもくげんじ(円葉樂樹)の記事があった。
東京都下、高尾山麓の小川の岸にあるらしい。
これはタイワンモクゲンジよりも珍しいみたい。

画像の説明

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灯びとの集い 2022/11/12

灯しびとの集いについて

ごあいさつ
「Craft」とは、機械生産に対しての手仕事、と表現される。

元来モノを大量に必要とした時代が来る前には
Craftという言葉は無かったのかも知れない。
そのくらい人がモノを作るということは当たり前のことなのです。

当たり前で無くなりかけている時代に、その当たり前のことを生業とし、
人々の暮らしの中に小さな”思い”という明かりを灯す人たちがいます。

彼ら彼女らと触れ合い、モノが持つ物語に耳を傾けることで、
人の暮らしが少し豊かになり、モノに対する価値感も変るのではないでしょうか。

堺という街は日本の工芸を育てた「茶の湯」に縁が深く、
また古くは世界各国から様々な文化が水揚げされた
情報の窓口としての中心地でした。

再びこの場所から、人と人とのつながりをモノや食を通して
関西一円をはじめ全国にも広げて行きたい。

灯しびとの集いはそんな志を持つ人の集まりです。

灯しびとの集い 実行委員会

灯しびとの集い、この催しもコロナ禍の影響で3年ぶりの開催。
いつもは10:00頃には会場につくようにしていたが、今年は朝の家事を済ませてから家を出ようと思ったが、突然、四條畷にいる娘夫婦が訪れたので話をしていたら11時過ぎになってしまったので早昼をしてからでかけた。

13:00すぎに大仙公園に到着。
会場に入る前にお気に入りの株立の大ケヤキにご挨拶。
今年は少し紅葉が早いみたい。

株立の大ケヤキ

株立の幹部

会場に入り案内のマップを¥100で購入。

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地図

出店リスト

入り口

各店、沢山の人で賑わっている。
30~40代の人が多いように思えた。あまり私のような高齢者は少ない。

すごく混んでいる店。もう商品があまり残っていない店。
私の興味は木工と漆器。でも、どの商品も桁が一つ違うのではないかと思うぐらい高価。

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竹細工

竹細工

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木のまな板

漆器店

漆器

ガラスのぐい呑み

実用品というより美術品。
ものはすごく良い、長く使えそうなものばかりなので、大切に使って年割にすると高くはないのかもしれないが、高齢者には買えない。
もっぱら、目の保養に勉める。

キャンドルの店も2軒出ていたが前に出店していた和蝋燭の店は出ていなかった。

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天然素材の染色、布の店も興味はあるが値段を見ると・・・。

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もう、100軒も店があるとざっと見るだけでも疲れる。
物事に集中できる時間は年とともに短くなっている。

今年は購入予算も無いので来年はじめのワークショップに使う紅葉した葉を採取する。
美しい小さな葉をセレクトしながら採取するがこれも集中力が入、目が疲れる。

サクラとケヤキは葉をゲットして帰ろうとしたら、ムクノキ葉でまだ色が残っているものを見かけたので少し採取した。
紅葉した葉っぱをラミネートして作る栞は葉っぱを採取するタイミングが難しい。

東大阪歴史散歩の会 藤原京と天の香久山        2022/10/30

9:00近鉄西大寺駅に集合。西大寺発9:22で橿原神宮前駅9:53着の案内。
8:45に西大寺に到着。駅の待ち合わせ場所に行くと私は参加者の一番最後。
すぐに柏原神宮前行きの急行に乗ることになった。
相変わらず、先生はイラチ?

最初に畝傍山を望む橿原神宮へ。
橿原神宮は30年ぐらい前、業者間の初詣と新年会が毎年あったところ。感慨深い。

神宮の鳥居

拝殿と畝傍山

神殿

神宮をお参りした後若櫻公園に、若櫻公園は初めて、こんなところに海軍の戦没慰霊碑があるなんて知らなかった。

公園の銘板

慰霊碑

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ここから近鉄畝傍御陵前の踏切を渡って本薬師寺跡へ。
大きな基石と小さな敷地とのギャップが大きい。

基石

お堂の向かえに庚申信仰か猿の石像があった。

猿像

少し寂しい。何かもっと印象付けられる整備はできないものか。
この本薬師寺跡には人が住んでいる。不思議な感じがした。

飛鳥川を渡り、飛鳥川沿いから天岩戸神社へ。
天岩戸神社の手前にミルク工房飛鳥がある。

ミルク工房

ここのアイスクリームは有名で山酔会で春の訪れたときリーダーにおごってもらった。
しかし、この会では買い食いは無理と思っていたが、先生から案内があり、全員買って食べることになった。
こんなことはまず無い会なのに。
アイスクリームは後味がスッキリしていてとても美味しい。税抜き350円也。

ミルク工房の前に大きなクスノキ。幹肌の瘤が珍しい。こんなクスノキは見たことがない。

幹肌が瘤のクスノキ

天岩戸神社に、天岩戸神社は各地にあるがここはこじんまりしていて微笑ましい。

入り口の鳥居

拝殿

天の岩戸

ここから天の香具山へ、今回唯一の山登り、頂上の「国常立神社」の小さなお社の前でお昼。

国常立神社

ここから耳成山と畝傍山が美しく望める。

耳成山を望む

畝傍山を望む

名勝 大和三山 香具山
奈良盆地の南部に位置する、香具山(152.4m)、畝傍山(199.2m)、耳成山(139.7m)の三つの小高い山を総称し、大和三山と呼びます。香具山は桜井市の多武峰から北西に延びた尾根が侵食により切り離され小丘陵として残存したもので、畝傍山と耳成山は盆地から聳えるいわゆる死火山です。
三つの山は古来、有力氏族の祖神など、この地方に住み着いた神々が鎮まる地として神聖視され、その山中や麓に天香山神社、畝火山口神社、耳成山口神社などが祀られてきました。まあ、皇宮造営の好適地ともされ、特に藤原京の造営に当たっては、東・西・北の三方にそれぞれ香具山・畝傍山・耳成山が位置する立地が、宮都を営むうえでの重要な条件にされたと考えられています。
大和三山を詠んだ和歌は多く、重要な歌枕として鑑賞上の地位を確立したほか、近世の地誌、案内記、紀行文などでも紹介され、万葉世界を代表する名所として、広く知れわたるようになりました。
香具山は伊予風土記逸文に「天から降ってきた」という伝承が残っており、「天の香具山」とも呼ばれます。万葉集において「天」という美称がつけられた山は香具山だけで、このことから多くの山の中でも特別な位置付けを持っていたと考えられます。
説明看板より

昼食後、天の香具山を下ったところにある、奈良文化財研究所 藤原宮跡資料室に。
前回訪れたのはトイレ休憩で展示のところまで行かなかった。

今回は展示場所に行き、たくさんの出土品や案内のパネル等じっくりと見て回った。
特に屋根瓦の種類、量共すごい展示がなされていた。少し感激。

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藤原京跡へ、遠目からもコスモス畑が美しい。

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藤原京跡には朱雀大路の朱雀門跡から入り、大極殿跡へ。

朱雀門跡から

朱雀門跡の横にイチイガシが植えられ、奈良大和のイメージをもりあげてくれる。

イチイガシ

イチイガシのどんぐり

藤原京から大和三山を望む。

天の香具山

畝傍山

耳成山

女の人たちはコスモスの夢中。でも先生は大極殿の発掘現場がお目当て。

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今日の会はこれまで。
藤原京跡から耳成山を登るという人と別れて、3時頃近鉄八木駅に出て帰宅。

今日も天気に恵まれて、心地よい汗と疲労感で終わることができた。

水都おおさか森林(もり)の市              2022/10/23

コロナ禍の影響で中止だった水都大阪森林(もり)の市が3年ぶりに開催された。

「森林の市」では、森林の恵みや木に触れることで、森林と人とのつながりを実感し、森林・林業・木材産業の果たす役割や木材利用の意義、農山村の現状について理解を深め、豊かな森林資源を次世代に引き継いでいくことを目指しています。

いつも通り自転車で行こうと思っていたが昨日から娘と孫が来ていて、行きたいと言われた。
そのため、JR環状線で桜の宮に行くことになった。
10時過ぎ会場に到着。
気持ちの良い秋空のもと、少し寒いかと思ったが暑いぐらい。
早々に上着を脱いでしまった。
桜の紅葉が少し始まったぐらい。天気は上々、もう、多くの人で賑わっている。

源八橋から

まず、店先のダンボールに入った無料の木片が置いてあったので6片ゲット。
木の実のクラフトの土台に良さそう。
西日本のあちこちから林業関係のブースがたくさんある。

学生さんのブース森なかま

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娘と孫はウグイスやカラ類の鳴き声の木製の笛がお気に入り。
いろいろな材がある中、ナツツバキの材の笛を購入。1000円なり。

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他のブースでよく似た笛も売っていて、こちらは200円。

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どう違うか買ってみたが、音色、鳴り方、響きは雲泥の差。

私は岡山県新見市の新見の木づかいと木育の会「木の葉art」が目についた。

木の葉art

たとえ、木の葉に包むささやかな物でも真心がこもっていれば、相手に誠意が伝わる贈り物になるという意味のことわざ。「志は松葉」
わたしたち木の葉artの名前の由来になった言葉です。
新見の豊かな里山から生まれた木。
わたしたちができることは、ささやかなことかもしれませんが、この木を使い、真心を込めて活動していく中で、楽しみ、優しさ、温かさ、元気な活力など、木を通して育まれる豊かな感性を、みなさまと共にきづいていきたいと願っています。

わたしの作るどんぐりストラップや木の葉の栞もささやかの活動として続けられたら良いと思いました。

他にもいろいろなワークショップがあり目移りした。

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その中で直ぐに出来そうなものがあった。

一つは針金をバネ状に加工し、バネに沿ってどんぐりのヤジロベエが回りながら落ちていくもの。動きがあり面白い。

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もう一つは木の葉の葉脈(ヒイラギモクセイ)を名刺サイズにラミネートして栞を作るもの。
葉の葉脈標本はすでに作ってあってただレイアウトしてラミネートするだけ。

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葉脈標本の代わりに紅葉した落ち葉を使えば私がいつも作っている新しい名刺サイズの栞と同じ。

最後にクレソンと刺身コンニャクを買って、森林の市を後にした。

山酔会 コスモスの斑鳩の里を歩く           2022/10/21

10:00 JR王寺駅集合。今回は東成組、総勢7名。

JR王寺駅

JR王寺駅北口から東に大和川の昭和橋に出る。
途中の道路の歩道にはたくさんの動物の彫刻が設置されて目を楽しませてくれる。

動物の置物

動物の置物

昭和橋から竜田大橋への道は国道25号線沿いだと単調で面白くないので、大和川沿いに歩き、住宅地の中を行く。

三室山の横を通り竜田川に出て、竜田川沿いに整備された県立竜田公園の中を通って竜田大橋に。

県立竜田公園

竜田大橋付近の案内板

竜田大橋を渡り、東に行くとそこは竜田の古い町並みが続く。
すぐのところには酒蔵が、続いて格子のきれいな重厚な建物が多く見られる。

酒蔵

格子の美しい建物

格子の美しい建物

古い町並み

街並みの趣のある建物を見ながら歩くと、大きな神社が見えた。
ここが龍田神社。

龍田神社の鳥居

龍田神社の拝殿

歳神が龍田彦と龍田姫の風神であることから風宮とも言われる。このあたりは古代、板戸郷と呼ばれる所で郷民たちは大和猿楽の四座の一つ板戸座を起こし、現在この板戸座を源流とする能楽・金剛流の発祥の地として境内に碑が建てられている。
拝殿の色がクリーム色で少し違和感があった。
境内には大きな神木のクスノキもあって歴史を感じさせる。

神木のクスノキ

お参りした後、斑鳩町役場の西側を通って藤ノ木古墳へ。
美しい円墳が秋空に映える。

藤ノ木古墳

藤ノ木古墳石室

藤ノ木古墳

ここから法隆寺はすぐ。斑鳩のいにしえの道の三塔の一つ、法隆寺の五重の塔を仰ぐ。

法隆寺の五重塔

法隆寺
聖徳太子が建立した寺院として1400年の時を越えて受け継がれ、世界最古の木造建築として、日本で最初に世界文化遺産に登録された。

法隆寺の銘板

法隆寺

法隆寺の中には入らず境内の屋根のある休憩場所のベンチで恒例の酒付きの昼食会。
今日の飲み物はシャルドネの白ワインを中心に。
落花生(おおまさり)の塩ゆでをアテに。
食事の後、夢殿へと思ったが。手前の道を北へ、天満池を経て斑鳩神社に。

斑鳩神社の鳥居

拝殿

神殿

斑鳩神社から2つ目の塔がある法輪寺へ。

法輪寺

法輪寺
三井寺とも呼ばれ、622年に太子の病気平癒を願って、その息子山背大兄王らによって建立されたと伝えられる。創建時の三重塔は1944年落雷で焼失したが、1975年に再建された。
ここでも境内には入らず、お寺の周りをグルっと回って三重塔を見る。
お寺の東側の三井神社の前が三重塔のビューポイント。

法輪寺

三井神社

拝殿

ここで昼の残りのワインとマテバシイの煎りどんぐりでまた、喉を潤す。
小休止の後、コスモスの咲く法起寺へ。

法起寺

法起寺

法起寺
聖徳太子が法華経を講説した岡本宮を山背大兄王により寺に改められたものと伝えられており、池後寺、岡本尼寺とも呼ばれる。
現存する日本最古の三重塔があり、法隆寺と共に世界文化遺産に登録された。
コスモスの花と三重塔とのコラボ、対比に目を奪われる。

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ここからJR大和小泉駅へ。
農地の里道ではリーダーのO氏による野草の観察会。
イチジク畑やイチゴのハウスの傍を歩く。

きれいに仕立てられたイチジク

サクラタデ、イヌタデ、トキワハゼ、ヒレタゴボウ、ワルナスビ、イヌホオズキ等説明を聞くが、なんせ高齢者揃い、聞いた端から忘却の彼方へ。

サクラタデ

ワルナスビ

富雄川を渡り、15:00頃大和小泉駅に到着。
天気が良く、美しい雲に彩られた秋空の下、気持ちの良い充実した会になった。

東大阪里山クラブ 眼鏡山と森の宝島 2022/10/09

2~3日前の天気予報では午後からは雨。しかし、前日の予報では9時には傘マーク。
このクラブは普通の雨なら決行するので心の準備はできているが気は少し重い。
四条畷駅は娘夫婦の住んでいる最寄りの駅で娘と孫など5人で四条畷神社から飯盛山の途中まで行ったことがある。
9:00,JR四条畷駅集合。駅にて今日の資料と注意点を聞いてから駅を出て四条畷神社に向かう。
まだ雨は降ってこない。南の空は少し明るい。しばらくは大丈夫、午前中は持ってほしいと願う。
四条畷神社で最初のトイレ休憩、神社の拝殿の手前から西側を通り、北西の細い参道から住宅地に出る。

四条畷神社

四条畷神社拝殿

道を北に進み、住吉平田神社の前を通り、国道163号清滝生駒道路を渡る。

住吉平田神社入り口

国中神社へ、ちょうど秋お祭りでだんじりの鐘の音とともにたくさんの人で賑わっていた。

国中神社の秋祭り

国中神社拝殿

国中神社をあとに旧清滝街道を東に進む。
立体交差の国道の下を通り、清滝川を少し登る。
川の中に木通の実が見える、美味しそうだが見るだけ。

木通の実

まもなく、地蔵堂のある小さな橋を渡る。ここが眼鏡山の登山口。

地蔵堂

しばらく行くと祭壇のような場所に赤い鳥居と祠、「火之神」と書いてある。

火の神

生駒十瀑、妙見の滝に出る。落差13Mの趣のある滝だが左側の崖が崩れて滝の下に木や土砂が堆積したままであった。

妙見の滝

妙見の滝

滝の右側を上がったところに白竜大神の石碑と祠があり、祠には不動明王が祀られている。

白竜大神

不動明王の祠

不動明王

ここから眼鏡山の頂上を目指す。
作業用の裏道があるということで探すがよくわからない。
滝を巻き上がり、砂防ダムに出てここを右手に法裾の細い道をゆくが、ここらへんの土は崩れやすそうで小さな崩壊したところや倒木があちこちで見られる。
滑りやすく、足場が確保しにくいので、途中、この道を行くのをあきらめて、まっすぐ尾根を目指して登る。
道はないが藪も浅く、まだ歩きやすい。
雨はまだ降っていなかったのでなんとか尾根道に、尾根伝いに電波塔のあるところに出た。

電波塔

ここから左に山道を行くとアイ・アイランドの案内標識があり緑の文化園に到着。

アイ・アイランド

この頃少し雨がポツポツ落ちてきた。
正午も少し回っていたので、トイレ休憩をはさみ、昼食場所を探す。

緑の文化園

小雨も降ってきて、森の工作館での昼食となった。

森の工作館

昼食後、雨は強くなり、この先も降り続けると思われるので、むろいけ園地には行かず、蟹ヶ坂ハイキングコースで出発地であるJR四条畷駅に戻ることにした。
途中、御机神社の中を通り山道を経て四条畷神社にもどり、15時前にはJR四条畷駅へ。
なんとか午前中、雨が保ってくれたおかげで良い道行になった。

歴史散歩の会 紀伊・風土記の丘         2022/09/25

久しぶりの東大阪歴史散歩の会。紀伊・風土記の丘に参加する。

JR天王寺駅5番ホーム8:30集合。
最寄りの大阪メトロ今里駅より谷町9丁目を経由して行こうか、鶴橋で環状線に乗り換え天王寺に出るか迷ったが、乗り継ぎが短いと思った、鶴橋経由を選択。
8時過ぎに天王寺駅のホームに到着。5番ホームに行こうとするが乗換案内版に紀州路快速は15番ホームとある。
熊野古道1回目を参加したときは15番ホーム待ち合わせでそこから乗車。
5番ホーム集合もうろ覚えのため15番ホームへ。
だが、15番ホームには誰もいない。リーダーはいつももっと早くこられている。
一人だけ顔を覚えていた人に出会い、確認のため5番ホームへ。
5番ホームにはリーダー以下何人かの人が集合していた。
受付のサインをして、すぐに15番にいるひとに連絡のため、戻る。
5番ホームでの集合であったが8:42発の紀州路快速和歌山行きは15番ホーム発。

今回の道行は前途多難か?
9:52和歌山駅に到着。和歌山バスにて紀伊・風土記の丘へ
バスは狭い道路を車体を軋ませながら結構なスピードで走る。
よく事故が起こらないものだと感心する。
和歌山バスも大阪市の敬老優待パスが使用できた。乗下車がスムーズで便利。
バス停から資料館への道は大きな並木道で、両側に復元された埴輪の出迎えを受けながら進む。

紀伊風土記の丘の銘板

資料館への道

入口横に古墳時代のクスノキの巨木の切り株、大きさに圧倒される。

クスノキの切り株

資料館は外壁に緑泥片岩を小口積みしたシックな装い、窓格子の模様は銅鐸の文様の渦文を図案化したものが用いられ、風土記の丘の期待が高まる。

資料館

しかし、しかし資料館は令和4年9月23日(金)~9月30日(金)まで展示替えのため休館。入場料190円は65歳以上無料なのに。
資料館で貰えるはずの配布資料が手に入らない。残念。
気を取り直して史跡公園内へ。

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直ぐ側の復元竪穴住居へ、古墳時代の生活が体験できる場として整備された。
復元にあたっては、音浦遺跡で発掘された古墳時代後期の竪穴住居跡を元に研究成果や各地の復元住居を参考に施工された。

竪穴住居

住居内部

次に移築民家旧小早川邸を見学し、1号園路を登る。

岩橋千塚古墳群道標

岩橋千塚古墳群案内板

急坂の両側には岩橋千塚古墳群の前山A古墳群が点在する。
何箇所の古墳の石室を巡る。
石室はここで産する緑泥片岩が使われ、玄室、通廊、前室、護道からなる構造は特徴的で岩橋式石室と呼ばれる。
今日も小さなLEDの懐中電灯をしのばせていたので中を照らしながらの見学。
しかし、帰ってパンフレットを読み返してみると照明を設置しています、入り口にスイッチが有り、約2分後に消灯しますとあった。
照明の器具は見えていたのに使用することはなかった。残念。
同じような石室を見学、しかし、復元埴輪が設置されていたA58号墳は見過ごしてしまった。残念。

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道

途中、野ブドウの青い実が涼しげ。

ノブドウ

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1号園路に戻り、展望台から将軍塚古墳へ。

展望台

将軍塚古墳の石室を見学してから知事塚古墳、部長塚古墳を経由して、県内最大規模の前方後円墳の大日山35号墳へ。
ここにはたくさんの復元埴輪が設置されインスタ映えするスポット。

復元埴輪

案内板

復元埴輪

12時をかなりすぎ、大日山古墳を少し降りたところで昼食。
昼食後、1号園路を資料館の方に下る。
途中、花木園、万葉植物園を経由し、資料館に戻り終了。時間は14時ごろ。

花木園古墳

万葉植物園

バス停に戻る。眼の前をバスが出ていく。バスの時間は1時間に1本。残念。
バスで帰る人4人を残し、歩いていけそうなJR田井ノ瀬駅を目指して7人が行く。
約30後、田井ノ瀬駅の西側の踏切が鳴っている。駅には和歌山行きの電車が止まっている。
突然踏切が空いたので慌てて、踏切をわたり、駅に向かうが虚しく電車は出てしまう。
田井ノ瀬駅につき、時刻表を確認する。
14時29分発の電車が出たとこ、次の電車は1時間後。

田井ノ瀬駅

田井ノ瀬駅

何にもない無人駅でただただ1時間を過ごす。残念。
1時間後やっと来た電車に乗り、次の駅和歌山駅へ。
和歌山駅では着いて3分後に大阪行きの紀州路快速が出るらしい。
慌てて、乗り継ぎ、やっと一息つく。
今回は残念の多い道行だった。日頃の行いはこんなにも悪くないと思うが。

進むインフレ【事実上の放棄】              2022/07/05

今日の朝日新聞に気になる記事が載っていた。

上智大学教授 香取照幸さんに聞く

見出しに踊る文字、
【社会保障費カットも増税も非現実的】
【借金大国 向き合ってこなかったツケ】

物価高の一つの原因は円安。
円安の原因は日米間の金利の違い。

借金依存の日本では金利を上げたくても上げられない。
なぜなら、日本国債の金利が上がると日銀はそれだけたくさんの利息を払わなければならない。
今の日本政府の1200兆円の借金は返済の利息も馬鹿にならないのです。

インフレ対策として歳出を膨らませるのは結果的に借金を増やすだけです。

絶望の日本経済の状況にやっと気が付きました。

参議院選挙の候補者も場当たりばかりの公約で当てになりません。

これからどうなるのでしょうか。

東大阪歴史散歩の会 平城宮跡から西の京    2022/06/26

近鉄西大寺駅 2階案内コーナー前9:00集合
今日は曇り空。でも、雨の気配はあまりない。でも気温は高そう。
今日もたくさん歩くので日差しはいらない。

8:35ごろ近鉄西大寺駅に到着。
奈良市に長く勤務していたので西大寺はしょっちゅう利用していたがここしばらくはごぶたさ。
1階のプラットフォームから2階へ上がる。
駅舎は改装されていて駅ナカの店がいっぱい。
まるで違うところに来たみたい。
2階の案内コーナーはどこ?
改札内か改札外かもわからない。
とりあえず、駅でトイレを済まそうと。
トイレを出てふと見ると見なれたメンバーが集合していた。
よかった。ひと安心。
すぐに、改札を出ていたら集合場所はまったくわからなかっただろう。
参加費を支払い、資料と平城宮跡歴史公園のパンフレットをいただく。

9:00リーダーから注意事項等説明を受けた後出発。
平城宮跡歴史公園は近鉄電車からは数え切れないほど見ているが、歩いていくのは初めてである。

西大寺駅の北口から東へ。はじめに平城宮跡資料館へ。
平城宮跡資料館は2010年にリニューアルオープンし、奈良文化財研究所の60年以上に渉る調査をもとに展示。
1. ジオラマ・映像による再現
2. 発掘調査の出土遺物の展示
3. 遺物や遺跡の保存・分析方法の紹介。
宮殿復原展示や遺物展示コーナーも充実していた。

平城宮跡資料館

宮殿復原展示

宮殿復原展示

宮殿復原展示

続いて大極殿へ。
大極門南門の工事は終わりかけ、仮設の覆いの大きさにも驚く。ここは国土交通省。
10時前でまだ、大極門は公開されていなかったので大極殿へ。

大極殿

大極殿は文化庁。
高欄に色玉の宝珠が据えられていた。このような高欄を見るのは初めて、気品を感じた。

色玉宝珠

高欄の色玉宝珠

中には高御座のレプリカ、金色に輝く鴟尾が展示。
小壁には上村淳之画伯の四神・十二支の彩色画が。
すべての動物はとても優しく可愛く描かれている。

高御座

鴟尾

小壁の彩色画

大極殿から東に、遺構展示館へ。ここも文化庁。

遺構展示館

北棟は建物の柱穴、南棟は建物の基壇や通路。遺構露出展示がされていた。
役所の建物跡で役人たちの仕事ぶりが想像される。

建物の柱穴

ここから南の東院庭園にここも文化庁。
平城宮跡の南東隅に大きな庭園の遺構が発見され、復原された東院庭園。
敷地の中央に複雑な形状の大きな池があり、現在の迎賓館として利用されたらしい。
この頃にこのような素晴らしい庭園が作られたことに大きな驚きを感じる。

東院庭園

東院庭園

東院庭園

東院庭園から西に朱雀門に向かう。途中の草地(芝生地)のなかにネジバナ、ブタナ、アザミの花が彩りを添える。

近鉄奈良線の踏切を渡り、朱雀門へ。

朱雀門

朱雀門の階段の段差は大きく、上り下りは結構たいへん。

朱雀門を通り、いざない館へ。

いざない館

いざない館へ、ここは国土交通省で平城宮跡管理センターが管理。
展示室は1・2・3・4。
平城宮跡のいま、ようす、往時の営み、時をこえて。
時空を超えて奈良時代の平城宮を体感し、出土品や資料におどろき、多彩な体験を通じて平城宮跡の魅力を深い理解できる施設。

昼時になったので屋外の広場でお昼ということだったが日差しが強く、炎天下での昼食はかなり無理。

空の色

いざない館の西側の庇のあるテラスで昼食となった。

ちょうどテラスの前に棚田嘉十郎の像があり、平城宮跡保存のキーパーソンだと初めて知った。

棚田嘉十郎の像

昼食後朱雀門ひろば西の復原遣唐使船を見学、鑑真和尚の思いに気を馳せる。
船の大きさは思ったより大きく見えたり、小さく見えたりし不思議な感じの船だった。

復原遣唐使船

説明板

最後に天平みつき館でトイレ休憩を取り、平城宮跡公園を後にした。

「平城宮跡」「平城宮跡歴史公園」は国営公園区域、県営公園区域、文化庁管理区域、奈良文化財研究所管理区域、ごくわずかに奈良市管理区域(旧朱雀大路緑地が奈良市所有であった名残か)が混在している状況となっている。
国営公園化区域で開園していない部分でも、国営公園化による追加整備が行われていないというだけで、文化庁や奈文研によるこれまでの整備により公園としての利用は可能であり、かつ国営公園側の公式サイトでも一体的に紹介されています。

国営公園開園区域、県営公園開園区域においてはそれぞれで指定管理者が決められておりそれぞれで運営されている。

【敷地】
国営平城宮跡歴史公園 開園区域(朱雀門ひろば平城宮いざない館、第一次朝堂院など)他各所  (国土交通省)
県営平城宮跡歴史公園 開園区域(朱雀門ひろば交通ターミナル、天平4館)奈良めぐり平城宮跡前駐車場  (奈良県)
平城宮跡資料館周辺  (奈良文化財研究所)
朱雀門ひろばのごく一部分  (奈良市)
そのほかの敷地(鉄道、道路等を除く)  (文化庁)

【施設】
【朱雀門ひろば内】天平いざない館、朱雀大路、二条大路。第一次大極殿院復原事業情報館、南門復元工事見学デッキ、第一次朝堂院。  (国土交通省)
【朱雀門ひろば内】交通ターミナル、天平うまし館、天平みつき館、天平みはらし館、天平つどい館、遣唐使船復元展示。奈良めぐり平城宮跡前駐車場。  (奈良県)
平城宮跡資料館  (奈良文化財研究所)
第一次大極殿正殿、復元推定宮内省、遺構展示館、東院庭園、朱雀門  (文化庁)

【担当部署と指定管理者など関係機関】
<国営公園区域>
国土交通省出先機関
 →国土交通省近畿地方整備局公営飛鳥歴史公園事務所平城分室
国営公園指定管理者
 →飛鳥・平城宮跡歴史公園サポート共同体
 (平城宮跡管理センター)
<県営公園区域>
奈良県担当部局
 →奈良県県土マネジメント部地域デザイン推進局平城宮跡事業推進室
県営公園指定管理者
 →平城京再生プロジェクト
 (県営平城宮跡歴史公園管理事務所)

平城宮跡バスターミナル、奈良めぐり平城宮跡前駐車場

 →奈良公園団体バス予約センター
 (朱雀門ひろば交通ターミナルを含む)
RVパーク平城京朱雀門ひろば
 →経営・運営:農事組合法人大和の里
奈良バイクシェア
 →株式会社ドコモ・バイクシェア

広大な平城宮跡歴史公園を見学して各施設の関連性が薄い気がしたのは敷地の周遊者や管理者が混在しているからか。
まだ整備されていない場所の将来の形は。
現在の自然環境、生態系は守るべきか。
SDGsに基づいた計画は。
課題は多いと思われる。

菅原町の喜光寺へ。本堂が立派で東大寺大仏殿のミニチュア版「試みの大仏殿」とよばれた。
境内には蓮の鉢がたくさん栽培されていた。夏には参道と本堂の周りを様々の種類の蓮で飾られる。

喜光寺本堂

喜光寺の西側には晩年を喜光寺ですごした興福寺一乗院宮の陵墓がある。

一乗院宮陵墓

南に下り、垂仁天皇陵へ。
全長227Mの前方後円墳、満々と水をたたえた濠に囲まれた巨大な古墳。
溢れんばかりの水も美しかった。
垂仁天皇については初めて埴輪を作らせたという逸話も日本書紀に記されている。

垂仁天皇陵

垂仁天皇陵の濠と田道間守の墓と言われる小島

また、垂仁天皇は田道間守に命じて常世の国に遣わし、不老不死をもたらす(非時香果)「ときじくのかぐみ」を求めさせ、持ち帰ったのがタチバナで日本の柑橘類の始まりになったと言う伝説がある。

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唐招提寺、玄獎三蔵院、薬師寺を通って、近鉄西ノ京駅に。

唐招提寺

玄奘三蔵院

玄奘三蔵院

薬師寺

3時過ぎ、ここで解散となった。

長居植物園のアジサイ 2022/06/17

長居植物園の入り口

TVで各地のアジサイの花が見頃と盛んに放映している。
梅雨の晴れ間、早昼を済ませて、長居植物園のアジサイを見に出向いた。

長居植物園は昨年の秋から3月まで改修のため休園していて、昨年は葉っぱの栞を作るためのきれいに紅葉した葉を採取することができなかった。
葉っぱの栞ではハート型をしたカツラの葉は他の公園緑地ではあまりないのでここのカツラ並木は貴重である。
カツラは少し暑さに弱いので、なかなかきれいに紅葉した葉をゲットすることは難しい。
今年のカツラの木の葉っぱの状態を確認しながらあじさい園に向かう。

アジサイは遠くからもたくさんの花が咲いているのがわかる。
しかし、多くの人が鑑賞に来られていて、人を避けたあじさい園の写真を撮ることは難しい。
アジサイ園では見頃の花が多く咲いている。
品種改良されたハイドランジア、ガクアジサイ、アナベル等きれいに咲いている。
しかし、家で栽培しているヤマアジサイ系の花の生育はあまり良くない。

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アナベル

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柏葉アジサイ

斑入りのガクアジサイ

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アジサイ園をぐるりと1周半、見学し堪能して馴染みのバラ園の方へ。
途中、ダリヤ園やヘメロカリス園の花が満開。芍薬園や牡丹園も新しく整備されていた。

バラ園の東側のどんぐりストラップ用のマテバシイの実の状態も確認。

マテバシイの幼果

天皇のお印である梓(あずさ)はキササゲとミズメの説がある。
キササゲの写真を何年か前に撮りきたので寄ってみるとアメリカキササゲの名札。
キササゲ、トウキササゲ、アメリカキササゲ、もうややこしくってパス。

アメリカキササゲ

アメリカキササゲ

その横に大きなジャガランダの木が紫色のきれいな花をいっぱい付けていた。
こんなに満開のジャガランダの花を見るのは初めて。
皆さんスマホで写真撮影。

ジャガランダ

ジャガランダの花

しばらくして、白い服を着た海外の娘さんが樹の下で記念写真を撮っていた。
ジャガランダの青い花の下で白い服の妖精が戯れている様に見え、ヨーロッパ地中海の風が吹いているようだった。

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東大阪歴史散歩の会 地獄谷石窟仏から高円山 2022/05/22

9:00近鉄奈良駅東改札前集合。
昨年の豪雨により予定のルートが崩壊し通れなくなっている箇所があるので石切峠や地獄谷石窟群の奥にはいけないので早めに首切り地蔵の休憩所で昼食して高円山に行く予定と説明を受ける。

まず、三条通りの有名な餅つきパフォーマンスで知られる「中谷堂」などの間近には、観光客の視線はあまり注がれていない、木で出来た多数の立て札や柱がある。
「奈良縣里程元標」と描かれており、これはかつて明治時代に日本国内の様々な「距離」を測る上での起点として各府県に設けられたものを復元したものとなっており、奈良から京都・大阪・伊勢方面への距離が記されています。
「復元」されたものとは言え、特に御高札場に関しては比較的年数が経過していることから、まるで江戸時代のものであるかのような風格も漂わせ、周辺の風景に味わいを添える存在です。

奈良県里程元標

率川(いさがわ)は、春日山を源流とし飛火野を流れる細い「御手洗川」などを集めつつ、猿沢池の脇を通り、最終的には菩提川と名を変え佐保川へと流れ込む「奈良市街地を貫く」河川です。
しかし、昭和期から平成初期にかけて奈良町(元林院)エリアからJR奈良駅周辺までの区間は暗渠化(埋め立て・地下化)され、市街地でその川の流れを目にすることはほとんど出来ない状況です。 
猿沢池の真横には現在も率川の流れが顔を覗かせており、周辺工事で発見された地蔵を集めた率川地蔵尊が川の中央部に設置されている。

率川地蔵尊

元林院町(がんりいんちょう)は、かつて興福寺の別院 元林院があった場所といわれており、江戸時代には絵屋町とも呼ばれ、絵師の住む町として知られていた。町の北端を流れる率川(いさがわ)にかかる絵屋橋(ゑやはし)が現在もそのなごりを伝えています。

絵屋橋の跡

奈良町の細い通りを歩いて史跡頭塔へ。
頭等は奈良時代、藤原広嗣のたたりで死んだ僧玄昉の頭を埋めたとの伝説のため、頭塔と呼ばれていますが、正しくは、東大寺の僧実忠が国家安泰を祈って築いた土塔の跡といわれています。方形の封土を3段に築き、その4面に石仏を配列したもので、現在浮き彫りの石仏が13個あり、奈良時代の数少ない石仏群として有名です。
まず入り口にここから入るには拝観料1人300円が必要。

頭塔の入り口

『史跡 頭塔』の姿は、中に入場しなくても遠目からでも見ることができる。

史跡頭塔

ピラミッド状の姿を眺めるだけならそれでもいいが、貴重な石仏の表情を見ようと思ったら中の入る必要があるが、歴史散歩の会では時間が取れないのでまたの機会になります。

高畑町を東に、柳生街道と春日山遊歩道の分岐で2班に分かれ、首切り地蔵の休憩所で早めの昼食の予定だったが話の理解の行き違いで1時間ほどロスしてしまった。

首切り地蔵

昼食後、地獄谷石窟仏の入り口までは行けるので入り口の石窟仏を鑑賞する。
史跡「地獄谷石窟仏」は聖人窟とも呼ばれ、6体が平安時代に彫られたと言われている。
洞窟の中に、今なお、彩色の残っている石仏を見ることができる。

地獄谷石窟仏の説明板

地獄谷石窟仏

奈良奥山ドライブウェイに戻り、高円山展望台までドライブウェイを一列で歩く。
展望台には”万葉歌碑”「高円の秋野のうへの朝霧に妻呼ぶ牡鹿出で立つらむか」(万葉集巻20 大伴家持)。 万葉学者 犬養 孝先生揮毫の歌碑があり、ここからの市街地への展望はよく、美しいが少し靄がかかっていて見通しはもう一つであった。

展望台の万葉歌碑

展望台から

ここからドライブウェイを離れ、奈良大文字焼きの火床へ。
途中テンナンショウの花が咲いていて、じっくり写真を撮りたかったが参加者は慌ただしく下っていった。

テンナンショウの一種

しばらく下っていくと急に展望が広がった。

大文字の火床

ここが大文字の火床。
芝生かきれいでゴルフ場の打ち下ろしのTeeに見えた。
ここからティショットすると気持ちが良いだろうなと思った。
ここでの展望は素晴らしく、若草山・東大寺大仏殿・県庁・平城宮跡がよく見える。

若草山を望む

大文字の火床

奈良の夏の折り返し地点とも言える「大文字焼き」。
この行事はそれほど古い歴史を持っている訳ではなく、第二次世界大戦の奈良県内の約3万人にのぼる戦没者を祀るための行事として後に奈良市長に就任した「鍵田忠三郎」氏らが創始する形で1961年(昭和36年)から実施された。
そんな戦没者慰霊の儀式として位置付けられている大文字送り火は、点火される「大」の字は高円山の1か所のみだが、「大」の字の大きさは日本最大級となっている。
大の字の1画目(横線)の長さは109メートル、2画目が164メートルとなっているなど、かなり巨大なもので、近くから見るとむしろ「大」の字がわかりづらく、遠くから見る方がわかりやすいほどの規模。また、点火される火床の数は、仏教の伝承にちなみ、「人間の煩悩」の数とされる「108個」設置されている。

大文字の火床

ここで長めの休憩をとリ、一気に麓まで下る。
今日は早く下るレクチャーを受け、実践。18分で下ってしまった。

麓から高円山を見る

東山霊園を西に市街へ奈良写真美術館の前を通り、浮御堂に出て、近鉄奈良駅方面へ。
帰りに奈良町で買い物もできるということで興福寺の境内で解散。

かなり、足を酷使したので少しおつかれでした。

山酔会 枚岡神社からなるかわ園地           2022/05/05

枚岡神社鳥居に下で10:00に集合の連絡。
枚岡に行ったのは記憶にも残らないほどの遠い昔。
枚岡神社の鳥居もなにも判らないまま9:40に枚岡駅に到着。
知った顔は誰もいない。
踏切を渡り、神社に向かうとすぐに大きな石作りの鳥居。
ここかなと思ってしばらく待つが誰も来ない。
ふと、鳥居の下に車進入禁止の看板が立っており、奥の方がとても賑やか。
何か祭りがあるみたい。

石の鳥居

これは毎年、5月5日に行われる枚岡神社の小太鼓まつりで13台の山車が宮入するらしい。
山車で賑わっているところを目指すとここにも大きな鳥居があって、大勢の参拝客、祭り方の中にいつものメンバーの顔が見えた。
今日の待ち合わせの鳥居はここだったみたい。

待ち合わせの鳥居

大きな山車

大きな山車

小さな山車

全員8名そろったところで山車を見ながら、枚岡神社から神津嶽コースのハイキング道を登る。
直ぐの所に姥ヶ池、しばらく登って枚岡山展望台、少し霞んでいるが、大阪ドーム・あべのハルカス・花園ラグビー場等がよく見える。

枚岡山展望台

大阪市内を望む

神津嶽ふれあい広場を通り、なるかわ園地休憩所へ。
ここでトイレ休憩の後なるかわ園地ぼくらの広場へ。
道すがらたくさんのウラシマソウ、自生地を見たのは始めて。

ウラシマソウ

ぼくらの広場の到着、オンツツジが満開。

満開のオンツツジ

今日のランチはここでと言うことになった。
いつも通り、リーダーは瓶ビール、T氏は東京産の大吟醸、私は風のもりのαを持参。
皆で少しずつ味わうが今日の売れ行きはもう一つ。1/3ほど残ってしまった。

昼食後ツツジ園に、でもツツジ(平戸ツツジ)の花の盛りは過ぎていて少し残念。

ツツジ園

ツツジ園

途中、山の斜面にホタルカズラが可愛い花をたくさん咲かせていた。
リーダーお薦めの花だが一般の人には小さくて目に付かないかも知れない。

ホタルカズラ(Buglossoides zollingeri)
日本、中国、朝鮮半島、台湾に分布するムラサキ科ムラサキ属の多年草。
山の斜面や茂み、草原などの日当たりの良い場所に自生。花期は4月~6月。
花期になると、地面を這う茎の葉の付け根から茎を立ち上げ、頂部、または上部の葉の付け根に、小さな花を咲かせる。
花は花径1.5~1.8㎝程度で花冠が深く5裂しており、それぞれの破片には特徴的な隆起する白い線が入りる。花の咲き始めは淡い紫色ですが、咲き進んでいくと美しい青へと変化します。

ホタルカズラ

ホタルカズラ

らくらく登山道からなるかわ谷コースに出て、近鉄瓢箪山駅へ、まだPM 3時前であった。
リーダー以下数名はまたまた、おなじみの居酒屋へ。

私は帰ってから又、晩酌するので別れて帰宅。
今日は2万歩ぐらい、久しぶりの山行きだったのでちょうど良い行程だった。

今回の山行きの目的の一つにキンランを確認することだった。
幸い、7株の個体が確認できた。いつまでも咲き続けてほしい花である。

キンラン
和名は花の色による。 山野の広葉樹林内に生える高さ40〜80cmの多年草。 茎は稜条がある。 葉は5〜10個互生し長さ8〜15cm、幅2.0〜4.5cmの広披針形で数脈があり、基部は茎を抱く。 花は黄色で半開し、3〜12個つける。 唇弁に黄褐色の隆起線がある。 苞はごく小さく長さ約2mm。 萼片は長さ1.4〜1.7cmの卵状長楕円形。 側花弁はやや小さい。 唇弁は3裂し側裂片は三角形で内側に巻きずい柱を抱く。 距は短い。
元々、日本ではありふれた和ランの一種であったが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)として掲載された。また、各地の都府県のレッドデータブックでも指定されている[9]。

キンラン

キンラン

長谷園窯出し市                     2022/05/02

4年前までこの窯出し市で10年以上、苔玉とミニ盆栽等の店を出していた。
私にとって年1回の一大イベントでこの日のために苔玉の製作や山野草栽培をしていた。
コロナ禍で昨年、一昨年と窯出し市は中止されていた。
3年ぶりの開催、始まるのは一応9時からだが3年前行ったときは8時に着いたが駐車場はかなり混んでいた。
今年は少し早めの5時40分頃、家を出る。
3年ぶりの西名阪道路、阪神高速の工事の関係で長原の入口に料金所が設けられていて面食らった。
道路はこの時間帯にもかかわらず車は結構走っている。
休憩無しで会場へ7時40分に到着、約2時間の行程。
駐車場の車の中で朝食のおにぎりを食べる。

駐車場はまもなく満杯、どんどん車が入っていく。

駐車場

駐車場

会場は陶器・雑貨の出店が39店、フードの出店が19店、フードコーナーが6カ所と会場も広くなり出店数も多くなっていた。

会場マップ

まだ、店は出店準備中なので周辺を散策。
大正館、当主屋敷、登り窯、展望台へと歩く。
一般の人は誰もいなくて独り占め。

大正館

当主屋敷

登り窯

展望台入口

展望台

展望台テーブルと椅子

会場の人気商品アウトレットの店は開場前に長い行列。

アウトレット商品

長い行列

会場に戻り、目を付けていた店を下見。

日々窯さん

まだ早いがある店のアウトレットのなかにあった陶器のビアーグラスをゲット。
ビール好きの人にあげようかな。

ビアーグラス

いつも行く精華大学OBのブースのT氏は来られていなかった、聞いてみたら来年は来られるみたい。残念だった。
ここでお酒の銚子代わりに片口の器を買う。
香山窯で小さな湯飲みを2個購入、これもぐい呑み用に。

片口と小さな湯飲み

毎年買っている丸山繊維産業の蚊帳地の布巾を10枚。
これは奈良市もちいどの通り付近の直営店ならっぷの「蚊帳の夢ふきん」のアウトレット商品。
フードの出店でお土産にチーズケーキを後わらびと地元の茶葉を買って終了。

9時30分にはもう長谷園を後に。
道路に出ると長谷園行きの車で大渋滞。
反対方向の抜け道で大内インターに出て帰宅。
11時30分までに家に着いた。久しぶりの長ドライブ、少しお疲れ。

「ヨシ原の蔓抜き」ボランティア            2022/04/10

高槻市上牧に嫁いでいる娘から篳篥のリードで知られている鵜殿のヨシ原で蔓抜きボランティアの話を聞き、遊びがてら参加した。

蔓抜きボランティア募集

9時過ぎに阪急上牧駅に到着、もう蔓抜きボランティアに参加されると思われる人々を見かけた。
娘の家に着き、9時30分すぎに娘一家と孫の友達と一緒に受付にカードに住所、氏名などを登録する。
会場にはもうかなりの人が作業しているのが見える。

作業風景

会場まで歩き、駆除する蔓のレクチャーを受ける。取りあえずヤブガラシとヤエムグラを駆除してほしいと言われた。

ヤブガラシの新芽

ヤエムグラ

ヨシ原の中はヨシの芽が20cmぐらい出ていて、その間にヤブガラシの新芽がすごい。
これだけヤブガラシが茂っているとは思わなかった。

昨年と1昨年はヨシ焼きができず、今年は篳篥のリードに使えるヨシが採れなかったそうだ。
ヤブガラシの量は半端じゃない、セイタカアワダチソウやノイバラも茂っていた。

ノイバラ

たくさんの人で抜いた草の量も凄かった。

抜いた草

抜いた草の山

帰り道、黄色の花がたくさん咲いていてきれかった。参加者の中に少し手折っている人を見かけた。

ノウルシの花

帰って調べるとノウルシの花。
ノウルシの茎の途中を折ると断面から白乳液が漏れ出します。
この液に触れるとウルシのように皮膚に炎症を起こすので「野ウルシ」と名付けられた。
白乳液に含まれる有毒物質はユーフォルピンと呼ばれ、トウダイグサ蓮の特有の物質である。

帰りに受付で今日の参加人数を尋ねたら360人。たくさんの人が集まったものだ。

昼1時から近くの本澄寺で篳篥の演奏で有名な雅楽師 東儀秀樹さんのミニコンサート。
後から覗いてみたがすごい人。
当然、本堂には入れきれない人々。
少し盛り上がりすぎたみたい。

ミニコンサート会場

ミニコンサート会場

山酔会 藤原京跡 大和三山              2022/04/05

前日、急な呼びかけで藤原京跡、大和三山、明日香甘樫丘に桜を求めて歩くことになった。
近鉄鶴橋駅9:13発青山町行きの急行に乗り、八木の改札で集合。
それだけで行程はリーダーのO氏任せ。行く場所の位置関係が整理できていない。
近鉄鶴橋駅9:13発青山町行きの急行を待つが来ない。
下田、五位堂間で沿線火災があり、大幅に遅れが出た。
やっと来た、電車に乗車、かなりの遅れなので社内は混雑。
行く前から少しお疲れ。

八木の改札を出て線路沿いに東に、大和三山の一つ、耳成山へ。
麓の公園のソメイヨシノが満開で向かえてくれた。

耳成山山麓の公園の桜

日和も良く、桜並木を歩く。
少し、出発時間が遅れたので、耳成山には登らず、藤原京跡へ急ぐ。

耳成山登山入口

藤原京跡の菜の花とソメイヨシノが満開、たくさんの人で賑わっている。

藤原京跡の菜の花と桜

藤原京跡の菜の花と桜

ここから大和三山の畝傍山、耳成山、香久山がよく見える。

耳成山

香久山

奈良文化財研究所藤原京跡資料館でトイレ休憩。

奈良文化財研究所藤原京跡資料館

ここから、香久山に登り、頂上で山酔会の昼食会。

香久山入口

山頂の社

タチツボスミレの群生が美しい。

タチツボスミレの群生

リーダーのO氏はいつもの瓶ビール、T氏は缶ビール+α、私は御所市の地酒篠峰の臼濁り。

食事を済ませ、明日香甘樫丘へ。
麓に天岩戸神社。日の神天照大神が隠れたという巨石が御神体。
本殿が無く、拝所のみという古代の原始的な祭祀形態を残しているかわいい神社で合った。

天岩戸神社

御神体

すぐ傍の「みるく工房飛鳥」の特製ソフトクリームをリーダーからサプライズ。
あとくちが良く非常においしかった。

大宮大寺跡を通り過ぎ、甘樫丘の直ぐ傍のあすか夢の楽市でトイレ休憩。

甘樫丘の展望台に登り、休息タイム。
ここからも大和三山がよく見える。

耳成山

香久山

畝傍山

甘樫丘を下り、近鉄橿原神宮前駅へ。
駅の手前の居酒屋でささやかに打ち上げ。

近鉄橿原神宮前駅から阿部野橋を経由して帰宅。
穏やかな日和の中桜を堪能した道行きであった。

陽光桜                         2022/3/28

お向かいのソメイヨシノの花が見ごろ。
今日は少し寒いが桜花に誘われて鶴見緑地に行ってみた。
大阪メトロ鶴見緑地駅から中央口に。
くすのき通北の紅葉スモモは満開の少し手前、他の桜に比べて少し遅れているよう。

紅スモモ

大池西側のソメイヨシノはもう見ごろを迎えていた。
早咲きの陽光桜は少し落下もみられるがほぼ満開。
陽光桜の濃い紅色の花が目に染みる。

陽光桜(ヨウコウザクラ)
作者は愛媛県の高岡正明さんで「里桜」の天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって作出された。
元教師だった高岡さんは、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼む鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜(カンヒザクラ)と出会い、この桜が生まれることにつながったという。
染井吉野(ソメイヨシノ)よりも少し早く咲く。一重咲きで、寒緋桜(カンヒザクラ)の紅色が濃い。別名を紅吉野(ベニヨシノ)とも言う。

陽光桜

陽光桜

この頃運動不足なので山のエリヤに足を延ばし、散策。

ソメイヨシノ

小さな木にかわいい花殻が付いているのを発見、何の木かわからないがリース材料として使えそう。
ムクゲの花殻に似ているが可憐な感じ。少し採取する。
しばらく行くと大きな木に同じ花殻が。これはサルスベリ。
サルスベリはよく知っているが実殻を見たのは初めて。
思いもよらない収穫物であった。

サルスベリの実殻

折々のことば          2022/3/10

2022年3月10日朝日新聞一面 折々のことば 鷲田 清一

花の名前を知ることは、花に気をかけ、愛するということだ。

寺尾 沙穂

名前を憶(おぼ)えれば関係が一段上がる。
地元にどんな花が咲くかを知り、名を憶え、その変化に気づく人がいることは、その土地を狙う妙な計画が立ち上がった時、「土地を守る術」になると、音楽家・文筆家は言う。

随想集『天使日記』から。

2022/
近くにある公園の木の名前を知るだけで、木との距離がすごく近くなる。
四季の変化、自然の営み、自然の摂理、命の大切さ、たくさんのことを教えてもらうきっかけとなる。
花が咲いていなくても、芽吹き、新緑、紅葉、冬芽。野鳥や昆虫を見る機会も増える。
心ときめくことは多い。

木の実のクラフト  2022/2/20

大阪高齢者大学校も成果発表と修了式を残すだけとなった。

大阪高齢者大学校へ行って良かったことの一つに難波宮跡公園でタイワンモクゲンジという木を始めて見て、知ったことである。
タイワンモクゲンジの実は薄い殻に包まれ、熟すと殻が開き2~3mmの小さな黒い種が見える。
この実は薄い殻とともに風に舞って散っていく。
黒い実と薄い殻はなにかクラフトに使えないか。
黒い実は昆虫や動物の目玉に使えそう。

成果発表の難波宮跡公園の樹木の発表でタイワンモクゲンジを解説するためにムクロジとタイワンモクゲンジに実を使ったリースをこしらえた。
ムクロジとタイワンモクゲンジでは実の形も大きさも異なっており、両者がなぜ混同されたのかよくわからない。

木の実のリース

木の実の名前

トンボ出版 木の実の恐竜たち 中山圭子著では木の実を使ったクラフトがたくさん載っている。
その中から集めてあるアメリカフウの実を使った大毛虫を作ってみた。
実の真ん中に穴を開け、アルミ線を通し胴体にした。
実に穴をあけるのは固く、錐では難しく、ルーターを使った。
顔の目玉は市販の活目、頭はマテバシイの殻斗、触覚はリリアン糸を使用。
少し大味の大毛虫になった。

アメリカフウの大毛虫

アメリカフウの大毛虫

次に気に入ったトンボに挑戦。
胴体と尻尾はシリブカガシの実のついた穂、この使い方はすごい感覚と驚いた。
シリブカガシはドングリのストラップを作っているので実のついた穂も採取しているが、普通の人はシリブカガシというドングリも知らないと思う。
頭はヒノキ、目はナンキンハゼの実を使った。
羽は本ではレース状になった葉っぱを使われていたが適当な葉っぱはなく、タイワンモクゲンジの実の殻を使ってみた。
この殻は薄く、非常に壊れやすいので胴体に取り付けるのが難しく戸惑った。
また、持った時に落としてしまい壊れてしまった。

トンボのクラフト

トンボのクラフト

トンボのクラフト

2020/1/29 の朝日新聞の夕刊。
いま聞く Interview 石川九楊さん 書家の記事が出ていた。

最後に
「ぼくはSDGs「持続可能な開発目標」という言葉は嫌いです。
貧困や飢饉を終わらせるといった当たり前過ぎることをわざわざ目標として掲げなくてはならないという事態は恐るべきこと。子供たちや孫たちに、いったい、どんなかたちの日本を、世界を手渡すのか。コロナウィルスの感染拡大を機に、もう一度、根本的に、深く考えてみる必要があると思います。」
とあった。

私の中のいままで抱いていたわだかまりが腑に落ちた。

SDGsとは 2022/1/26

SDGs 01

今日の大阪高齢者大学校の自然文化を楽しむ科の講義はSDGsとは。
講師は大阪市立大学の杉田菜穂教授、若くて美人。
教授の受講生を独断指名形式の講義の進め方は斬新。びっくり。

また、指名された受講生のコメントもすばらしく、それぞれ多様で非常に興味深い話が多く、感心し驚いた。
他の班の人とは全く話すこともないのですごく新鮮だった。

SDGsに至るまでの経過をまず学んだ、国際連合で定められた開発目標で1960年に遡る。
2000年にMDGsミレニアム開発目標、2015年にSDGs持続可能な開発目標として定められ、今に至る。
国際連合の活動も現在過度期を迎えており、うまく機能していない。
拒否権の発動や各国の利害が絡み、何事も決められない事が多い。

SDGsも
SDGsのサスティナブルの意味。
人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できること。
でも、いままで人間の活動が自然環境に悪影響を与え続けている。

1 世界の人口の急激な増加。
2 大量生産、大量消化の経済活動。

この2つの問題を考え直し、解決しなければ。

SDGsは聖書か、モーゼの10戒か。
なにかの大きな力の手のひらの上で動かされているみたい。
サスティナブルに暮らすこととSDGsとは、少し違和感を覚える。

自分のできる範囲でできることをするだけでは・・・。

正月の朝日新聞の未来デザインの続きを挙げさせてもらう。

未来のデザイン 1月4日  3 仕事

誰が社会を支えているのか
コロナ禍で誰の目にも明らかになった。
社会や消費のあり方を再考すべきではないか。
日常生活を支える働き手の重要性が再認識された。
安いものや便利さを求める消費行動が労働者としての自分にはね返る悪循環が続いている。
外国人労働者の存在「実質的な移民大国」
ロボット AI

労働力は何かに代替えすれば解決するのか。
産業構造が大きく変わるとき、ひずみは弱いところに押し寄せる。
19世紀の産業革命  機械化で仕事を奪われる。
反発 「ラッダイト運動」
AI・ロボット化に対する反発 「ネオ・ラッダイト運動」

仕事の未来
仕事が人に幸福をもたらすこと
仕事は他者から承認されたり社会に貢献したりすることの自負や誇り。
社会が持続可能であるための施策
1. サセライトオフィスを増やす
2. 単一企業に依存しない就業スタイルの普及
3. チャレンジしやすい環境を整える。

財政も格差も経済成長が解決してくれる。=古い価値観

大量生産・大量消費で儲けを出すモデルを変えられず、将来世代にツケをまわしている。
30年後に目指すべきなのは「成長」ではなく「成熟」ではないか。
コロナがこの視点に立つきっかけを与えてくれた。

能力主義に重きを置く社会ではなく。
コロナ禍を支えたエッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会への転換が必要。
日常生活を支える仕事は専門性が低いと見なされる。
将来、AIやロボットなどのテクノロジーに取ってかわられるか?
高度な技術を人間の代替えするために使うのではなく、専門性の低い労働者の生産性を高めたり、補助したりすることに使う未来を目指すべきだ。
消費社会を成り立たせたのは海外に広く展開したサプライチェーン。
行き過ぎた能力主義は「生活が苦しいにはあなたが努力しなかったせいだ」自己責任論につながった。
社会を分断し、共同体への配慮を失わせ不平等を生み出した。
偏った教育からスキルを学べる場にパンデミックは学歴や身分、先進国と途上国という垣根を超え、私達全員が一つの未来をえがかなければならないことを教えてくれる。

未来のデザイン 4 いのち

日本の将来への閉塞感
科学技術だけでは解決できない。
科学の成果を望むかどうか、価値観は多様。
しかし、科学の使いみちは重要。
技術を発展させると誰も取り残さずあらゆる人が支え合う「インクルーシブ」な社会に貢献できるか。
このものさしで技術の育て方を考えることが必要。

より良い未来のために何が求められているのか。
いつまで生きるのか、長く生きるということに肯定的なイメージを持てなくなっている。
VR
コミュニケーションの喜びとは自分だけではなく相手の感情に変化が起きることの実感にあります。
リアルとバーチャル
若い人たちがのびのびと力を発揮できる社会を目指す。

人とのつながりに満ちている日常を作る

未来のデザイン 5 つながり

2016年政府発表した計画
リアルと仮想空間が融合した未来のあるべき姿。
AI+ビッグデータ解析などを活用し、属性や言語にとらわれず快適に暮らせる理想郷
「ソサエティー5.0」→見直し
デジタル化=行政の効率化や企業の個人データの利活用の問題として捉えられがち。
本来は人権やプライバシーとも深く関わる問題。
個人の生活感覚を取り入れながら、法などのルールづくりをすすめる必要がある。
技術は現実の格差を拡大してしまう。
真のデジタル化とは一部の人だけではなく、誰もが関わり、恩恵を受けられる状態を意味する。
技術的なインフラ整備だけでは実現できない。

未来のデザイン 6 グリーン

ハチドリ電力
私は私にできることをしているだけ
個人ができることには限界はある。
それでも、ベターな選択を積み重ねれば、きっと社会は変わるはず。
脱炭素はサプライチェーンのも求められる。
再生可能エネルギーのニーズは増す。
脱炭素の流れは強まっているがそれでもまだまだ足りない。
道のりは険しく、残された時間は少ない。

人類の多くは現在のようには生活を続けられなくなると世界は真剣に思っている。
21年は生き残るにはラジカル(根本的)に舵を切る必要があると全世界的に認められる年になった。
何とか未来を変えようという運動が始まっている。
急がないと間に合わない。
 
Fin

年頭に思う                        2022/1/4

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

正月の朝日新聞の記事1面から
未来デザイン プロローグ
天災、気候変動。
感染症以外にもこれからは様々な危機に直面する。
サバイブ(生き残る)するには強い心で進まなきゃ

どう変わってもいい。
時代と一緒に、みんなと一緒に、歩めたら    
より良い未来、その姿をいまこそ探りたい。未来予想図(吉田美和)

目の前に見えとる問題なんてくだらん
もっと遠くを見んと。

未来から考える。 目指したい未来とは。

子どもたちやまだ生まれてきていない将来の世代は当然ながら選挙権も、市場に対する影響力も持てない。
それを良いことに好き勝手に生態系を破壊し、技術開発の負の側面を後世に押し付ける。
今、私達は未来世代の資源などを奪い、植民地化している。
気候変動の領域もしかり。

循環型経済を意識した生活も望まれるが。
SDGsも人間の勝手な発想でしかないのではないか。

動物や自然を守り、他の生命をもらう大切さを知る。
耐えてしまう命を、自分たちの命に変えて生きていく。
この人間と自然のつながりを理解することは不可欠。
「こうあるべし」と決めつけるのは、人間のエゴ

経済が成長し、栄え続ける・・・・・・・・・。
このことはもう無理ということがわかりはじめたのではないか。
コロナが教えてくれたこと。
パンデミックは自然のしっぺ返しか。

メモリアルカード栞                   2021/12/22

今日の大阪高齢者大学校の午後の活動は木の葉の栞をバージョンアップしたメモリアルカード栞作りを班の自主活動にしました。

木の葉の栞の作り方は
1 材料となる落ち葉を拾いにいく。紅葉が美しく、形のよいもの。
2 拾い終えたら、その日のうちに雑誌などにはさむ。
3 落ち葉を雑誌にはさんだら、重石をして1週間程放置する。
4 A4のラミネートフィルムに葉っぱを均等に並べ、ラミネート加工をする。
5 葉っぱの輪郭に沿うよう外側を切り抜いて栞の形にする。
6 形にした葉っぱに色紐を閉じる穴をあける。3mm~5mm
7 閉じ紐を2本、色の取り合いを見ながら葉っぱに装着する。
8 閉じ紐の長さを調整し、切りそろえる、接着剤で緩まないよう留める。
9 完成 メッセージカードを作り、クリスタルパックに入れる。

メモリアルカード栞の作り方は
1 メモリアルカードをパソコンの名刺ソフトで文章を作る。
2 印刷し、名刺サイズより少し小さめでカットしておく。
3 葉っぱを入れ込む大きめの穴をカッターナイフで開ける。
4 穴に合った好みの葉っぱを押し花にしておく。
5 カードに葉っぱの名称を書き入れる。
6 名刺判のラミネーター用フィルムにカードと葉っぱを挟み込み、ラミネートの機械でパウチする。
7 出来上がったカードの角に穴開けポンチで3mmの穴を開ける。
8 穴にリリアン糸を通して栞糸を作る。
9 糸を糊で留めてほぐれないようにする。
10 糊が乾いたら完成。

作成風景

出来上がったカード

奈良春日山原生林                    2021/12/01

今日の大阪高齢者大学校自然文化を楽しむ科の講義は奈良春日山原生林の散策。

奈良春日山原生林
• 標高:498m、面積:約250ha
• 鬱蒼と繁茂した巨木の林相は、常緑広葉樹(カシ、シイ類)を主とした暖帯林を代表とする。
1. 低標高地にはイチイガシの巨樹が多く
2. やや乾燥した斜面や小尾根にはコジイ(ツブラジイ)林
3. やや湿った山腹にはツクバネガシが優占
4. 主山稜にはアカガシの巨樹が見られる。
• 温帯性の樹木(ホオノギ、ウラジロノギ、ブナ)や寒帯性の樹木も混生し、800余種からなる多様な植物社会を形成している。

春日スギは、直径1m以上、樹齢250~400年のものが多く、最大の「公園大スギ」は直径2.8m・幹周り8.8m、樹齢1,000年以上。 優雅で通直の細かい木目、赤褐色で渋味のある色調など材質がきわめて優れ、観賞価値の高い銘木といわれる。

今日も講師は菅井啓之先生。
近鉄奈良駅東口に10時20分集合。
深夜の寒冷前線の雨も上がり、天気は上々。
しかし、冷たい西風が強く、最高気温もほとんど上がらないとの予報。

10時30分東口を出て登大路を東へ、興福寺を過ぎて東側の奈良公園の草地で今日の講義内容のレクチャー。

奈良国立博物館の南側に進む、まずおおきなイチイガシと鹿がお出迎え。
奈良公園で多く見られるイチイガシはカシの王様。
一位の名前が付けられた堂々とした風格の立ち姿。

イチイガシ

鹿が寝転んでいる横で奈良公園、春日山原生林と鹿の関係についての話を聞く。

鹿

ナンキンハゼの話から珍しいサイカチの木、クロマツに見られるムササビの話へと続く。

ナンキンハゼ(南京櫨)トウダイグサ科シラキ属 落葉広葉樹
秋になると赤~黄色に紅葉しとても美しい。中国から園芸種として入り、その実からハゼノキのようにロウ質がとれることからこの名前がつきました。奈良公園では、昭和のはじめに街路樹として植えられたが、その種を鳥が食べることで広範囲に繁殖し、若草山などでも繁茂した。光を好むため、原生林内の巨樹が倒れた後にできた箇所で確認され、増えている。

ナンキンハゼの紅葉

新公会堂の西の園地で若草山と春日原生林を見ながら植生の最初とクライマックスの対比の話に熱がこもる。

若草山と春日山原生林

なかなか、春日山原生林の入口までたどり着けそうにない。
春日大社の北側の道を東に歩く。
イロハモミジの色鮮やかな紅葉が目にしみる。

イロハモミジの紅葉

やっと、春日山原生林の入口に入る。
ここにナギの木があり、レクチャー。

ナギ(竹柏)マキ科 常緑針葉樹
日本では和歌山と山口、四国・九州以南に分布している。奈良公園のナギは、平安時代に春日大社に献木されたと記録されており、春日大社では神木として扱われる。本来の自生地ではなく、シカが食べないことなどから、春日大社境内では純林を形成しており、大正12年(1923年)に国の天然記念物に指定されている。
春日大社のご神体である御蓋山でも多く分布しており、隣接する春日山にも風などの影響で種が飛び拡大したと思われる。
成長のスピードは遅い木ですが、暗い場所でも成長することができや、シカからの被害を受けにくいこと、また、周りに別の植物が育ちにくくする効果(アレロパシー)をもっているため、原始林内でも局地的に純林状態になるなど、拡大傾向にある。

ナギの枝

遊歩道の入口から少し原始林の中に、大きなモミの木や杉が立ち並ぶ。
この付近はたくさんのイロハモミジが見られ美しい。

春日山原生林

少し進んで春日山原生林の話を聞くが12時を大きく過ぎたので今日の講義は終了となった。

来た道を引き返し、バス停大仏殿付近、夢風ひろばの柿の葉寿司ゐざさで昼食。
昼食後、久しぶりに手向山八幡宮、法華堂を経て二月堂へ。
奈良の市街地を見下ろし、中で少し休息。

二月堂

奈良市街地の展望

二月堂

大仏殿横から南大門を通って近鉄奈良駅で解散。
もう16時になっていた。今日も良く歩いた。

万博記念公園 日本庭園 2021/11/24

大阪高齢者大学校の講義は万博記念公園で日本庭園に学ぶ。
いつもは大阪メトロ今里駅から大日駅に出て大阪モノレールで万博記念公園駅へ出るが。
今日は大阪メトロ今里駅から日本橋駅、阪急山田駅を経由して万博記念公園駅へ。
万博記念公園は何回か来ているが日本庭園へ行くのは始めて。
日本庭園の自然環境を学ぶがテーマで講師は菅井啓之先生。

講義風景

万博記念公園の中の日本庭園なので余り期待を持っていなかったが。
まず、園内に植えられた銘木に感動。
レイアウト、見せ方にすごみを感じた。

庭園の設計・施工の責任者、田路六郎は始めて知った。
大阪の身近なたくさんの公園に関わられたことに驚いた。
靭公園、大阪城公園、城北公園の新設、中之島公園の復旧、さらに長居公園の用地確保、設計及び一部実施を実現、市長公邸日本庭園の設計施工も在職中に構想し、大阪市の緑づくりに大きな役割を果された。

始めに正門の中央休憩所から近世地区心字池(しんじいけ)。
江戸時代は、庭の担い手となる大名によって、多くの庭園が作庭され、見るためだけでなく遊興等にも利用された。
「心字池」は、草書体の「心」という文字の形をした雄大な池で、中央休憩所からは、芝山(築山)を背景に、心字池、石組み、多くの名木、雪見灯篭など、日本庭園の成熟期にあたる華麗な「池泉回遊式庭園」の景観を鑑賞する。

心字池

次に西側の竹林の小路を
日本庭園を造成する前の千里丘陵には大規模な竹林が広がっていた。
「竹林の小径」は、郷土の風景を再現するためにつくられた場所で、手入れされた竹林の静けさの中で、「ししおどし」や「せせらぎ」の音が心地よい。

竹林の小路

深山の泉へ
平安時代は貴族の“寝殿造り”と呼ばれる邸宅に付随して「寝殿造り庭園」が作庭された。
「深山の泉」は、迎賓館を寝殿造りの建物と見立て、まわりのモミやイヌマキなどは、太古の大自然を表し、泉から湧きだした水は“時の流れ”を象徴し、4つの時代の庭園様式を取り入れた万博日本庭園の源泉を表現している。
平安時代は中国大陸の影響を大きく受けて、海をイメージした庭が発達した。
「深山の泉」に立つ石は、島々を表し、手前の石敷きは海岸の多様さを表した洲浜をイメージしている。

深山の泉

木漏れ日の滝へ
「木漏れ日の滝」は、高さ3.5mの二段落ちの滝を中心に、その左に一つ、右に二つの形の違った小滝で構成されている。
主瀑に使われている石は、庭園で最も大きく、その重量は1個で17tもある巨石が用いられる。
滝口からの渓流は、流音、姿とも力強さがあり、両岸にはモミジが多植され、真っ赤に染まった葉は紅葉渓の景色を呈している。

木漏れ日の滝

茶室千里庵の枯山水に
室町時代には、方丈前の小さな空間に、水を使わずに石や砂、草木などで自然風景の山と水を象徴化する「枯山水」の庭が発達し、禅僧はこの庭の前で悟りを開こうとして日々座禅に取り組んでいたという。
一見簡素で変化に乏しい庭に見えるが、太陽の移ろいによる砂紋の陰影、植物の多様な緑、生垣越しに広がる空の青も含めて違った色彩を見せてくれる。

枯山水

心字池の奥の芝山の裾を通り、現代地区の旋律の鯉池に
「旋律の鯉池」は、現代庭園をイメージして作庭され、自然石を使わず、直線に切り取られた切石が、オブジェのように並んでいるモダンな庭で、切石を山々がつながる様子と見立て、そこから湧き出た水が川を経て海に流れる自然の風景を描いている。
でも、直線の切石の背景の木はできたらシンメトリーな仕立ての針葉樹に、手前の乱張りの石も方形張りにしてほしかった。

旋律の鯉池

マルバノキ                      2021/10/27

今日は大阪高齢者大学校の自然文化を楽しく学ぶ科の講義で私市の大阪市立大学付属植物園へ。
私市の駅では大きなクスノキが出迎えてくれ今日の講義の期待が高まる。

私市駅

コロナ禍の影響で午前中は近くの研修会場「星の里いわふね」で大阪市立大学大学院理学研究科の厚井聡先生の絶滅危惧種の話。
絶滅危惧種の保護、保全する意義や意味についてはかなり難解であり、難しい。
講義が終わって昼食後、午後は植物園に。

植物園入口

私は葉っぱで栞を作っている。ハートの形をした葉っぱは可愛く微笑ましい。
ハートの形をした葉っぱというとカツラやトサミズキなどがあるが、マルバノキの葉っぱもハートの形をしている。

ネットでマルバノキを検索すると大阪市立植物園にあるという。
大阪市立植物園のある私市は枚方から乗り換えしなければならないので遠くに感じ、なかなか行く機会がなく学生の頃に行ったきり。

今日の最大のお目当てはマルバノキと対面すること。
できたら、紅葉した葉っぱをゲットして栞にしてみたい。

園内の見学は本来なら班ごとに行動すべきだが。
とりあえず、花木園にあるマルバノキを求めて一人で行動させてもらう。

花木園は樹にすべて樹名札が付いていて様々な花木が植えられている。
いきあたりばったりでなかなか見つからなかったが、行きつ戻りつしてやっと見つけた。
ちょうど花も咲いている。
花は濃い赤黒の花で珍しい形をしているが何せ小さく目立たない。
花も残り花のようできれいな写真は撮れなかった。

マルバノキ

葉っぱはハート型で美しいが思ったより大きな葉で、紅葉している葉も少なく、きれいな葉は無かったが、2枚採取した。

マルバノキ

マルバノキとの対面を果たしたので班の皆さんに合流し、少し樹の解説をしながら園内を見学。
コウヤボウキの花にたくさんの蝶々が蜜を吸いに集まっていた。

コウヤボウキの花と蝶

最後に今日講義を受けた西日本絶滅危惧種の展示場所へ。
絶滅危惧植物の保護、増殖された種が展示されているが、シランやキキョウを保護、保全する意味はどのくらいあるのか。
展示されているキイジョウロウホトトギスは我が家でも作っている。
花をきれいに咲かせるのは非常に難しいが、葉が焼けても翌年の新苗はよくできる。
民間の研究室や各地の山野草会との連携も考えて良いと思うがこの頃は各地の山野草会も高齢化が進み衰退して元気がないように思える。

植物園内の西日本絶滅危惧植物の展示園でメンバーの一人が展示園というより絶滅危惧種の墓地に見えると言っていた。
見せ方にも工夫がほしいと思った。

西日本絶滅危惧種の展示

山酔会 河内飯盛山        2021/09/28

山酔会の催し、コロナ禍であるがアケボノシュスランを見に行くと言う。
アケボノシュスラン? 30代ぐらいの時、ミヤマウズラやベニシュスランに手を出したが増やすことができず、3年ぐらいで枯らすのでそれからはこのたぐいの物には手を出さない。
アケボノシュスラン、野生欄の写真集や山野草系の園芸雑誌で見たことがあるかないか。
小さな姿の小さな花なのであまりインパクトはない。

アケボノシュスラン ラン科 シュスラン属
山地の主に落葉樹林内に生える多年草。茎の基部は地を這い、上部は斜上し高さ5〜10cmになる。葉は数個互生し、長さ約2~4cm、縁は波うち、葉脈が目立つ。茎頂に数個の淡紅色の花をやや偏ってつける。顎片は狭卵形で長さ約10mmで、側花弁、心弁もほぼ同長。長さ約1cmの花を横向きに開く。 背萼片と2個の側花弁は互いにくっついて花の上側を覆う。 花期は9~10月。北海道~九州に分布。

はじめは高安山に行く予定だったが小さな群落しかなく花の時期もまだと言うことで河内飯盛山に変更になった。
リーダーは2回も下見に行かれたのだ。

9:30、JR野崎駅、駅前に集合。参加者は5名。
野崎観音慈限禅寺を経由して飯盛山に。
娘が四條畷に住んでいるので2~3年前に孫と娘と一緒に飯盛山には登ったことがある。
その時は頂上からUターンして帰ったので野崎からの道は始めて。

歌で有名な野崎観音だが初めての参拝。
まず参拝道をだらだらの上り坂から急にそびえ立つ石の階段。
すごい威圧かんがある。

慈限禅寺の石碑

慈限禅寺の石段

階段を登りきり本堂にお参り。
軒に小さな動物の人形がつってある。
これは安産祈願の張り子の戌だった。

慈限禅寺本堂

張り子の戌

本堂から展望台に続く道を登り、飯盛山を目指す。
行きは南尾根コースで桜池へ。
道は花崗岩の上を行く険しいところもある。
樹冠の道にはたくさんのいろいろなキノコがでていたがキノコの専門家はいないのですべてパス。
尾根筋に鮮やかなブルーの花が咲いていた。家に帰ってから調べたがナンテンハギみたい。

ナンテンハギ?

ノロノロと平均年齢70以上のグループは進む。
11時過ぎアケボノシュスランの自生地付近の桜池に到着。
桜池から飯盛山の山頂に向かうハイキング道のすぐ横の湿地にアケボノシュスランの自生地があった。
もう少し道から外れ険しい谷に下りた場所と想像していたので呆気にとられた。
ハイキング道から群落が見えている。
ただ、興味の無い人や知らない人は花も小さく目立たないため気がつかず通り過ぎるだろう。
でも、ネット上に場所のわかる記載もあったのでハイキング道から群落まで靴の踏み跡がたくさん付いていた。
大きな群落で5㎡ぐらい?のものが何カ所かあるみたい。
落葉樹林の下に、アケボノシュスランが一面に広がる。 
花は残念ながら少し遅かったみたい。萎れている花が多かった。
花の写真を撮る。なかなか良いアングルは?

絶妙なグラデーション、薄い肌色に、かすかに紅色が混ざったような色。 
この色を夜明けの空の色にたとえ、アケボノの名がついたようだがここのはほとんど白色。
シュスは、葉の表面の艶が繻子織の布(サテン)に似ていることからの由来。
なんとも名前は優美ですね。
十分開花した花は、親鳥にエサをねだる幼鳥のクチバシにも見えます。
今日のメインのアケボノシュスランの観賞も5~6分で終わり。

アケボノシュスランの自生地

アケボノシュスラン

アケボノシュスランの花

お腹をすかしているので昼食予定地の山上の展望台を目指す。
途中でヒヨドリバナの花の蜜を吸っていたアサギマダラ(蝶)の優雅な姿が見られた。

ヒヨドリバナの花

アサギマダラ フリー素材

山頂の展望台には12時過ぎに到着。
大阪の町の展望もそこそこに昼食タイム。
いつも通り、リーダーは瓶ビール、私は頑張って風の森の大吟醸の小瓶を保冷バックに入れて持参。今日もう一つのサプライズは炒ったどんぐり(マテバシイ)。
食べ終わるとすぐにお開き、帰りは七曲がりコースで野崎観音の戻り、駅を目指す。
今日は曇り空だったがそれでも暑い。
久しぶりの山行きは少し足に来るが心地よい。

大阪高齢者大学校 京都御所の樹木観察       2021/7/14

 10時過ぎ京都今出川駅に到着。今出川駅の入り口を占拠してしまった。

今出川駅

御所に移動、乾御門の入口で説明を受けて樹木観察が始まってすぐに大きな雨粒がポツポツ。

画像の説明

すぐに空が暗くなり、雷と共に豪雨となった。
慌てて、すぐ傍に大きめのトイレの中と庇に避難。
雷雨はなかなか収まらず、約1時間のトイレでの講義となってしまった。

雷雨

豪雨

御所の樹木は環境省が管理しているのであまり手をかけずのびのびと生育している。
ケヤキ、モミ、アカマツ、クロマツ、イチョウ、ムクノキ、エノキ、ツガ等あまり他では見られない、大木が多く見られ、説明を受けた。

講義中

ケヤキの大木

御所の樹林は湿度が高いのか樹幹に苔が多く見られる。
同じニレ科のムクノキとエノキが隣接して植わっていて、樹皮のはがれ方の違いからかムクノキには苔が乗っていなく、エノキにはきれいに苔が乗っている。
同じニレ科の木なのにどうして異なるのか不思議である。

ムクノキとエノキ

イチョウの樹冠の広さには本当に圧倒された。

イチョウ

イチョウの樹冠

1時間ぐらいしか観察時間が取れなく、コロナ禍の中ということで午後の自主活動も中止となり、残念だった。
もう一度来てゆっくり観察してみたいと思った。

山酔会 交野山           2021/06/10

今日も良い天気、真夏日の予報。
9:00前に最寄り駅、集合。
JR学研都市線に乗り継いで津田駅へ。
津田駅から南へバス道路沿いに倉治バス停まで、バス停を東に曲がる、右手に機物神社。

機物神社入口の鳥居

神社に沿って歩くが広い敷地の神社である。由緒はなんだろうと思いながら進む。

第2京阪自動車道のガードを越え、奥津宮神社を経て源氏の滝へ。

奥津宮神社

マイナスイオン充分で清涼、爽やかな道が続く、木漏れ日が美しい。

清涼感のあるせせらぎ

源氏の滝

滝の横の急な階段は宣春院、不動明王が祀ってあり、護摩場が設置されている。

宣春院

ここを過ぎ広場に出る。
ここから右へ急な岩場の多いせせらぎの道へ。
しばらく進んで行くとせせらぎの道が土砂崩れで通行止めに。

通行止めの看板

迂回路として険しい谷づたいの小道でみはらしの道へ。
途中ヤマアジサイの群生が美しい。

山アジサイ?

みはらしの道を交野山の方に、せせらぎの道からのルートに交わり、交野山へ。
頂上手前の急な階段の両側に今日のお目当てのササユリが。
多くの花は盛りが過ぎていたがまだ蕾もちらほら。

ササユリの蕾

ササユリの花

ササユリの群生

ササユリの甘い香りに鼻をくすぐりながら山頂へ。
山頂からのご来光は交野八景「交野山の来光」で選ばれている。
山頂の観音岩に圧倒されながら岩の上に立つ。
少し霞んでいるがアベノハルカスも確認できた。
空は真っ青、岩の上の人のシルエットと好対照。昼の時間だが山頂は日陰もなく陽射しが暑い。 

交野山山頂

交野山山頂

少し、下山して交野いきものふれあいの里を経て、白旗池の堰堤に。
堰堤の斜面にもササユリが見られたが花は終わっていた。
代わりにオカトラノオの白い可憐な花が迎えてくれた。

オカトラノオの花

いきものふれあいセンターの傍のテーブル・ベンチで昼食。
山酔会の名前にふさわしく、Oリーダーはいつもの瓶ビール。私はアルミ缶。T嬢は今日はおとなしく控えめに果実酒。
お腹が落ち着くと下山へ。
交野カンツリークラブの隧道をくぐってしばらく行くと鮮やかな紫紺の小さな花のコバノタツナミソウが眼を楽しませてくれる。

タツナミソウの花

ヒノキ林の中の道

檜林の中を通り、約90分、14:30頃JR津田駅に到着、帰宅へ。
天気に恵まれ、気持ちのいい、山行きとなった。

ドングリストラップはラッキーアイテム  2021/5/23

シリブカガシのストラップ

ドングリストラップをもう10年ぐらい前から作っていたがラッキーアイテムとは知らなかった。
ドングリストラップは単にドングリが丸くて可愛いから。
特にマテバシイとシリブカガシのドングリは皮が硬く虫も入りにくい。
丈夫で普通使いだと何年も壊れることもない。布で磨くと艶がでるので美しい。
他のドングリ、アラカシやコナラなどで作ると乾燥してぼろぼろになりやすいので、私の作るドングリストラップはこの2種類。。
そんな感じで作っていて、ボランティア仲間や知人、公園でドングリが好きそうな子供にあげていて、可愛いとかすごいとか、結構評判は良い。

朝日新聞 2021/5/17 (しつもん!ドラえもん:4024)ラッキーアイテム編

質問 イギリスで大事(だいじ)にされている木(き)の実(み)は何(なに)かな。みんなも拾(ひろ)ったことがあるかもしれないよ。

答 ドングリ
 「オークの大樹(たいじゅ)も小(ちい)さなドングリから」っていうことわざがあるんだ。小(ちい)さな実(み)が大(おお)きく育(そだ)つから、希望(きぼう)や可能性(かのうせい)を象徴(しょうちょう)すると考(かんが)えられているよ。

こんな記事が目に留ったのでラッキーアイテムのドングリについて調べてみた。

団栗(どんぐり):不老不死の願い
カシの木は、長寿、不死の象徴とされ、その実であるドングリには若さを保つ力があると考えられています。丸い形、発芽する姿から生命をも意味し、永遠の若さを象徴しています。
以上の引用は: 「世界のラッキーアイテム77」 (大和田聡子著ダイヤモンド社2006年刊)

オークの実(ドングリ)
男性の性的シンボルでもあり、魔よけの護符とされた。」
オークは木々の中でもシンボルとしてとりわけ重要で、材質が固いため、 不死や永続性の象徴とされる。
オークには雷が落ちることが多いと信じられ、稲妻の神ゼウス、雷神トールにささげられた。
オークの葉にはライオンを呪縛する力があると信じられ、堆肥にオークの杭を打ち込むと蛇を寄せ付けないとされた。
ドイツではロマン派の詩人にゆるぎない力の象徴とうたわれ、それゆえに、ナチスの時代にも騎士十字勲章の図柄に「オークの葉」があしらわれた。

北欧などでは、どんぐり(樫の木)は生命、多産、永遠の命の象徴とされている。
どんぐりの実を一粒持っていると、病魔から身を守り 若さを保ち 長生きすることができるという言い伝えもあるらしい。

イギリスのことわざにGreat oaks from little acorns grow. (カシの大樹も、小さなどんぐりから)というが あります。
小さな実から大木になるとのことで「大きく育つ可能性=成功」を意味しています。
それが世界中に広がり、希望や可能性の象徴としてもよく使われるようになりました。
北欧では雷から家を守るために、窓際にどんぐりを飾る風習もあります。

知らなかった、これからドングリストラップをあげる時の蘊蓄が増えた。

大阪高齢者大学校 自然文化を楽しく学ぶ科 2021/04/14

大阪高齢者大学校入学式は4月4日(日)で他の予定とかさなってしまったので欠席。

初日の授業は10:30から、9:20分過ぎに自宅を出て大阪メトロ緑橋駅に、今日の昼飯を駅付近のサンカフェでサンドイッチを購入。
初日は要領がよくわからないので簡単に食べられるものにした。
緑橋駅から谷町4丁目駅へそこから徒歩で教室である大阪市教育会館へ。
10時過ぎについたがもう半分ぐらいの人が来ていた。

まずはクラスディレクターの中原氏から新型コロナウイルス感染予防対策やオリエンテーションの予定等の連絡事項があって、10:30から菅井啓之先生の講義を受ける。

菅井先生は自然文化を楽しく学ぶ科の授業の講義を11回される。
11回の講義の全体像と自然文化を味わうための自然の見方について話された。
先生は知識を覚えるより自然からの気づきが大切。ひとつの木や花もいろいろな角度からいろいろな時間で観察することが大切だと。
花が咲いているときだけが木の見頃ではない。他の時期も観察することが大事だと。

今日の道すがらで、見てこられた、イチョウの若芽の形は?ヤマモミジの花や実の形は知っていますかと。

帰り道にイチョウの若芽とモミジの実を見つけて観察、なるほど今までに無い気づきであった。

モミジの果実とイチョウの若芽

イチョウの若芽

今日は初日なのに、大阪のコロナ禍の影響で蔓延防止条例が発動されているので急遽、講義は午前中だけとなり、クラス運営の説明や班編制、自己紹介等がなくなってしまった。

大阪高齢者大学校受講のひとつの目的は仲間作り、私の性格ではなかなか気の合う人にめぐり逢えないので班編制は気になる。
人付き合いが負担になると楽しくなれない。なかなか難しい。

山酔会 JR福知山線 生瀬~武田尾 廃線敷きコース  2021/04/06

東大阪歴史散歩の会の有志で作る番外編の山歩き会があり誘われた。
4月4日の東大阪歴史散歩の会の普賢寺谷と飯岡山遺跡に行って2日後の4月6日の強行日程で4月6日は病院に行く予定だったが急遽4月5日に病院に行くことにして参加することにした。
知らされたのは集合場所と時間、行き先は生瀬と言われたがよくわからないまま参加した。
最寄駅大阪メトロ今里駅8:30集合、梅田駅に出て阪急に乗り換え宝塚へ、宝塚からJR福知山線の乗り換え次の駅生瀬へ。10:00頃到着。
このルートの料金が一番安いらしい。

生瀬駅から廃線敷き入口までR176線の細い歩道を歩く、歩道の横にノビルがたくさん生えていておいしそうだなと横目で見ながら歩くこと15分。

廃線敷内にはお手洗いや売店、自動販売機がなく入口付近に仮設トイレが設けられている。

武庫川渓谷案内板

廃線敷は歩き始めてすぐ、スケールの大きな岩山と武庫川渓谷の自然豊かな風景に圧倒される。
橋梁を渡りながら右手に川を眺めて歩くと、巨石がごろごろと転がっている。

武庫川渓谷 

武庫川渓谷岩山

まず、北山第1トンネル319M。
トンネルの中は真っ暗、ここは枕木がなくすべてバラス敷きの道。
あまりでこぼこが無いようなので明かりを灯さず進む。
真っ暗な中、神経を研ぎ澄まして歩く、非日常的でとても面白い。

北山第1トンネル入口

北山第1トンネル出口 

北山第1トンネル出口

トンネルを抜けると右手に岩山が見える。
次に北山第2トンネル413M。
ここは枕木が敷いてあり、枕木とバラス敷きに少し段差があり、枕木を踏み石のようにして歩かなければならないので灯りを付けた。
枕木は等間隔に敷いてないので歩幅を合わせなければならない。

北山第2トンネル入口

北山第2トンネル出口

抜けると武庫川の流れがかなり急なところがあり、迫力満点。
ふと足下にマムシ草が挨拶してくれた。

武庫川渓谷

マムシ草

コースの横に枕木がたくさん積んであり、廃線敷きの雰囲気を高めてくれる。

枕木

次は溝滝尾トンネル149M.
通り抜けると迫力のある第2武庫川橋梁が出迎えてくれる。

溝滝尾トンネル入口 

溝滝尾トンネル出口

第2武庫川橋梁

続いて長尾山第1トンネル306M。

長尾山第3トンネル入口

長尾山第3トンネル入口

長尾山第3トンネル出口

武庫川渓谷

これを抜けると昼食の予定の親水広場に出る。
親水広場には多くの人が休息していたが広く、組み合わせたベンチのところが空いていたのでそこで昼食にした。
この会は昼酒もありでそれぞれ思い思いに持参。
私は菊水のアルミ缶を忍ばせた。

親水広場 

親水広場

昼食後まだ残っているヤマザクラを遠眼に見ながら長尾山第2トンネル147M、長尾山第3トンネル91Mを抜け廃線敷き出口に。

長尾山第2トンネル 

長尾山第2トンネル出口

廃線敷き出口

トイレ休憩を挟んでJR武田尾駅へ。

トイレ

14:00過ぎの電車で帰宅。

思いがけない面白いコース、今度は孫を連れてこようかなと思った。

木の葉の栞作り                    2021/01/07

紅葉のシーズンになると、せっせときれいに紅葉した葉っぱを採取する。
きれいな葉っぱを押し葉して乾燥させ、ラミネートで仕上げる。
きれいな葉っぱはやはりきれいに仕上がる。
黄色い葉っぱは仕上がると茶色に変色しやすい。
きれいな葉っぱを拾い集めるのはかなり面倒である。
その年の紅葉は昼と夜との寒暖差や葉の光の当たり具合、空気中の湿度の具合により鮮やかさが異なる。
同じ木でも毎年きれいに紅葉してくれない。
また、季節の進み具合により、落葉の日にちは異なる。
気温の変化や降雨、風により葉の落ちる日が進んだり、遅れたりする。
雨が降って葉に泥が付くともう採集できない。
紅葉の落ち葉の採集時期は長いように思えるがタイミングが合わないと拾えない。

だから、この時期は注意して極力あちこちの公園に出かける。

昨年の晩秋は暖かく、急に温度が下がったので鮮やかな葉が多かったと思うが見るのと集めるのでは勝手が違う。

桜(ソメイヨシノ等)はどこの公園にもあり集めやすい。桜紅葉

今回は梅紅葉をたくさん集めようとあちこちの公園を渡り歩いたが、梅の木の葉のきれいな紅葉はなかなか見つけられない。梅紅葉

葉っぱのフレディの葉はアメリカフウ。アメリカフウは葉っぱが大きいのでF版や名刺サイズの葉を集めるのは至難の業である。
鶴見緑地公園にたくさん植えられているので今回も採取しに行ったが遅かったのかすべての木が裸になっていて一枚も拾えなかった。
他の街路や公園にはまだ青い紅葉していないアメリカフウもあったのに。

桜紅葉
桜は国花。一斉に咲き誇る、満開の艶やかな眺め、
一斉に散る、散り際の潔くも儚い美しさ。
花の美しさは言うまでも無い。
桜紅葉(桜の葉の紅葉)も花に負けず劣らず、美しい。
葉が大きく、厚いため、葉の表と裏で紅葉のようすが異なる。
また、一斉に紅葉しないため、樹全体の紅葉はそれほど印象に残らない。
しかし、葉一枚に眼を落とすと深い味わいがある。
赤色、燈色、褐色、黄色、緑色と、さまざまな色、
同じ一枚の葉の中に、それらの色が塗り分けられているものもある。
その鮮やかさ、しっとりとした美しさ、そして個々の美しさの違い、虫食いの痕・・・
他のどの木の葉より多彩に移ろう。この美しさを桜紅葉の栞で感じてください。

桜紅葉

梅紅葉
梅の紅葉・・・ 梅の紅葉なんて知らない
梅林が紅葉の名所・・・ そんな話 聞いたこともない
梅紅葉(うめもみじ)という言葉があるなんて知らなかった

淡く繊細で おとなしい色味
色づいてもほとんど目立たず、すぐ散ってしまう
知らなければ 見のがしてしまう
このささやかな美しさを 穏やかに愛でる
知っている人だけのご褒美

この味わい深い趣を こっそり届けたい

梅紅葉

桜紅葉                        2019/11/17

桜紅葉の落ち葉

11月も半ばが過ぎ、急に寒くなったと共に紅葉の季節になった。
今年も葉っぱの栞を作るためにきれいな紅葉葉を採取するためにせっせと公園に行く。
桜の花の美しさは言うまでも無いが桜紅葉(桜の葉の紅葉)も花に負けず劣らず、美しい。
葉が大きく、厚いため、葉の表と裏で紅葉のようすが異なる。
また、一斉に紅葉しないため、樹全体の紅葉はそれほど印象に残らない。
しかし、葉一枚に眼を落とすと深い味わいがある。
赤色、燈色、褐色、黄色、緑色と、さまざまな色、同じ一枚の葉の中に、それらの色が塗り分けられているものもある。
その鮮やかさ、しっとりとした美しさ、そして個々の美しさの違い、虫食いの痕・・・
他のどの木の葉より多彩に移ろう。
桜の木はどこの公園にもあり、集めやすいのも大きな魅力である。

桜紅葉

桜紅葉

新天皇のお印 梓(あずさ)             2019/05/11

2019年5月11日(土)の新聞に天皇陛下即位の記念硬貨の記事の中で
金貨の表面には鳳凰と瑞雲を裏面には菊花紋章と天皇、皇后陛下の「お印」の梓(あずさ)とハマナスをあしらった。とある。

記念硬貨の裏面

新天皇のお印の梓(あずさ)はどの木が当てはまるのか。
中国の「梓」と日本で言う「あずさ」がそれぞれ違う樹木をさしていて、今では日本でもほとんど「あずさ」とは呼ばなくなったために、厳密には「あずさ」という和名の樹木はありません。

皇太子殿下と妃殿下雅子様のご結婚十周年記念硬貨の台紙には「キササゲの花」と雅子様のお印「ハマナスの花」が印されています。
日本国皇室でお選びになった、皇太子殿下、浩宮様の(お印)は“梓”(あずさ)ですがこれは“キササゲ”が当てはまると思っていました。

しかし、今回の記念硬貨の梓(あずさ)の柄はキササゲではなくミズメのように思えます。

ミズメの花

東京新聞2019年5月5日の記事に
前橋市柏倉町のカネコ種苗ぐんまフラワーパークは、天皇陛下のお印である「梓(あずさ)」の木の種を来園者に無料で配布している。六日まで。

梓 きささげ

一日百袋(一袋五粒入り)限定の先着順で、一世帯に一袋のみ。
 お印は天皇や皇族などが身の回りの持ち物や調度品を区別するため、幼少期から使うしきたり。梓はノウゼンカズラ科で「キササゲ」とも呼ばれ、白い花を咲かせて大きな葉が付くのが特徴だ。
 種の配布は皇位継承に合わせ、ゆかりの植物に興味を持ってもらおうと企画。種は土に植えると二週間ほどで発芽し、五~十メートルまで育つ。希望者は園内の休憩室で住所、氏名、電話番号を記帳してから受け取る。
 同パークの石橋照夫社長(70)は「一日の配布開始から連日好評で、午前十一時ごろには全て配布し終えている。令和の記念に庭や植木鉢などに植えてほしい」と話している。

また、新天皇の即位を祝ってお印である樹の記念植樹もあちこちで行われている。

その木はどの木が選ばれているのか、梓の木についての知識が深まり、木についての興味が広がることを期待します。

マンサク考                     2019/03/01

弥生3月、奈良東大寺のお水取りが始まるというのに暖かい日が続く。
杉花粉は嫌だが陽射しの柔らかさに誘われて服部緑地に出かけた。
今日の興味は早春に咲く花木(マンサク、サンシュユ、トサミズキ、ロウバイ)の開花状況。

マンサク、丁度花は見頃、きれいに咲いている。
名の由来は、花がたくさん咲くので「豊年満作」、春に他の花に先駆けて咲くことからまず咲く花でマンサクと名付けられたというのが通説である。
しかし、枝に枯れ葉が残り、枯れ葉の中の花は地味なので明るいイメージは少ない。
マンサクの名は古くはシイナとかシイバナと呼ばれたが、凶作を連想させる忌み言葉を嫌って、反対語である満作に改められたという説がわかるような気がする。

マンサク

マンサク

マンサク

サンシュユは蕾が膨らみかけで見ごろは早いが、蕾みの色も濃い黄色で満開のサンシュユは黄金色に輝き豊年満作のイメージに近い。

サンシュユの蕾

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