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4月紅花トキワマンサク

4月紅花トキワマンサク

ベニバナトキワマンサクはトキワマンサクの変種で、近年商業ビルや庭園に良く使われている。
葉が赤紫色になる「銅葉」と少し薄い色の「緑葉」があり、銅葉は濃い紅紫色の花を、緑葉は桃色がかった花を咲かせます。
美しい花色で観賞価値も高いことから広く庭木として利用されています。

トキワマンサクは中国南東部、インド北東部、日本などに分布する常緑性の小高木で樹高は3~5Mになります。
名前の由来は常緑のマンサクという意味です。マンサクとは花びらが細いところは似ていますが属は異なる木です。

マンサクは10Mになる落葉高木で春にさきがけて黄色い花を咲かせます。マンサクは花が枝いっぱいに咲くことから「満咲く」、
花が春先にまず咲くことから「先ず咲く」等が名前の由来でその年の豊年満作を願う樹として日本ではお馴染の木です。

トキワマンサクは4~5月に緑色を帯びた淡クリーム色の花を1ヶ所に数輪まとまって咲かせます。
花弁は細く短いリボンのような形をしていて、一輪ずつの花は地味ですが満開の時は樹全体を覆い尽し見ごたえがあります。
トキワマンサクは海外から偶然持ち込まれ、のちに国内の生育が確認されたという経歴があります。
日本で発見されたのは中国から輸入されたランの鉢についてきた苗でそれが開花し、1905年にトキワマンサクという名前が付けられた。
1931年に三重県の伊勢神宮林で発見され、熊本県荒尾市の小袋山、静岡県湖西市神座の3か所の自生地が確認されました。

ベニバナトキワマンサクの手入れは手を入れなくても自然に樹形がまとまりさほど切り戻し等の作業は必要ではありません。
花芽は短い枝に付くので枝が邪魔になる時は、長く延び過ぎた枝や徒長枝は切りつめてもかまいません。
切りつめる場合は枝は付け根から切り取るようにし、短い枝でも込み合った部分は透かして間引きます。作業は花後が適期です。
日陰でも育ちますが節が徒長して間延びし、カイガラムシ等の害虫が発生しやすくなるので、出来るだけ日当たりの良いところで育てます。

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