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1月寒椿

1月 寒椿

カンツバキ(寒椿)は中国原産の本来のカンツバキとサザンカとカンツバキの交雑種であるカンツバキ群の2種類があります。

カンツバキは古くはシシガシラ(獅子頭)と呼ばれ学名をCamellia hiemalisといいます。
冬咲きという意味で12月~2月まで長い間、半八重や八重咲きの紅い花を咲かせます。
樹高は1~1.5mぐらい、矮性で横に伸びる性質があるので「這い寒椿」とも呼ばれます。

カンツバキ群はサザンカとカンツバキの交雑種でサザンカの一種として扱われます。
学名はサザンカと同じでCamellia sasanquaです。
交雑種のため花期もサザンカより遅くカンツバキより早く11月~12月が開花の最盛期です。
カンツバキ群には雄蕊が半ば花弁に変化した八重咲きや千重咲きのものが多く、樹形は立ち性です。
千重咲きには白花の富士の峰や薄紅色の乙女山茶花、八重咲には白花の朝倉や姫白菊などの品種が知られています。

勘次郎と呼ばれる品種はカンツバキ(獅子頭)の交雑種で立ち性のため「立ち寒」と呼ばれています。
花はカンツバキそっくりで八重咲き紅花、開花も12月~2月で生垣や庭木に非常によく栽培されています。
そのため、カンツバキの名はこの品種を指すことも多くなりました。

寒椿は寒い時期に咲く椿ととらえられます。寒椿はサザンカなので寒サザンカという名前のほうがわかりやすいのですが。

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